2019年7月28日 更新

和姦の意味とは?強姦との違いや男性が気を付けるべきこと

和姦とは単純に合意の上でするセックスのことだと思っていませんか。実はもっと深い意味があるのです。強姦や輪姦とはどう違うのか。和姦のつもりでセックスしたのに強姦されたと訴えられないように知らないでは済まない和姦の本当の意味や類義語を見てみましょう。

どこからが和姦?どこからが強姦?

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ここで気になるのはどこからが和姦で、どこからが強姦なのかという正確な線引きなのではないでしょうか。和姦のつもりでセックスして強姦で訴えられたらそれこそシャレになりません。この難しい和姦と強姦の違いについて見ていきましょう。

正確な線引きはない

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いままで書いてきたように和姦と強姦の線引きは非常に難しいものです。恋人どころか夫婦の間でも成立するという強姦罪ですが、法律的にはどのように定められているのでしょうか。まずはそこから勉強しましょう。

刑法177条 強姦罪条文
暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

上で示した強姦罪が成立するのはたとえ一部でも男性の性器が女性器に挿入された瞬間です。暴行又は脅迫を用いたとしても性器の挿入がなければ強姦罪にはなりません。ですが例えば女性を力ずくで押さえてキスした場合などはそれが強姦目的であれば強姦未遂となってしまい強姦したのに近い刑罰となります。
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仮にただキスを強要しただけであれば暴行罪か強制わいせつ罪という判決となります。ここでハッキリしているのは理由が何であれ13歳未満の女子とセックスしてしまったら強姦罪に問われるということです。大人同士の場合でポイントとなるのは暴行又は脅迫を用いてセックスに及んだかという点です。

女性器である膣に男性器のペニスを挿入した時点で強姦ですので無理矢理であっても服を脱がされた時点ではまだ強制わいせつです。あくまでもセックスしたかが問題となります。これは夫婦間であっても同じで暴行又は脅迫を用い無理矢理に性器を挿入した場合には強姦罪が成立し有罪となります。

どんな関係であろうと相手が拒否しているのに無理矢理ことに及ぶのは仮に恋人であろうと夫婦であろうと悪いことだと覚えておきましょう。

女性が「強姦」と言ってしまえば強姦に…

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強姦罪が成立するかどうかには「女性の合意」があったか無かったかが問題となります。強姦の疑いをかけられた男性はよく「合意の上だった」と証言しますが、ではどれくらいの合意があれば仮に後になって女性に告訴されたとしても和姦と判断されるのでしょうか。

たとえば性交渉を合意する言動はなくても拒否しなかったことを合意したと考えることもあります。つまり相手が嫌がったどうかです。これは女性が「嫌だったのに犯された」と言い出すと男性側は和姦の立証が難しなってしまことも意味します。
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法律的は以下のようになっています。「本罪の性質上、13歳未満の女子に対する場合を除き、被害者の真意に基づく承諾があれば、本罪は成立しない。被害者の承諾は構成要件該当性を阻却する事由と解されるから、承諾があると誤信した場合には、故意を欠くことになる」

「承諾は,自由な意思決定による真意のものである必要がある。黙示の承諾でもよいが、その場逃れのための真意に基づかないときは、承諾する旨の言動があったとしても、ここにいう承諾ではない。反抗を著しく困難にする程度の暴行・脅迫があるときは、特別の事情がない限り、自由な意思決定による真意の承諾とは認めがたいであろう」(前田雅英ほか編著『条解 刑法』〔弘文堂,平成14年〕460頁)

ですから拒否されなかったと言っても相手が反抗が困難な状況であったとなれば合意とは認められないのです。相手が騙されていた上での合意と考えれば、その時の合意は真意ではなかったとされ有罪となることもあります。
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裁判でこれらを決めるのは証拠による裁判官の判断となります。例えば一緒にホテルに入ったというのならば合意が認められやすくなると思いますが、相手がお酒で泥酔していて判断力を失っていた、抵抗できない状態だった場合には合意があったとは認められません。当然暴行脅迫が継続していた状態であれば、自分から服を脱ごうが、感じていても、また抵抗しなくても強姦と判断されてしまいます。

いくら女性が「強姦」だといっても裁判などでは証拠が判断の材料となります。ですが女性に「強姦」と言われてしまえば「和姦」を立証することはかなり難しいといわざるを得ないのです。

強姦にならないように男性が気を付けるべきこと

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見てきたように和姦と強姦の線引きはかなり曖昧なものです。女性がどう感じているか、どう考えるかによるところも大きいのです。男性側が和姦であると思っていても女性次第で強姦にされてしまうことだってあり得ます。強姦にならないように男性が気をつけるべきことを見ていきましょう。

見ず知らずの女性に手を出さない

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和姦と強姦の境目は女性の考え方次第のところがあります。ですから性格や人柄の分からない見ず知らずの女性に手を出すことは大変リスクの高い行為だといわざるを得ません。

セックスするまでは合意で楽しく過ごしていたとしてもその後「強姦された」と言い出されたら男性にとっては無罪を証明するのはとても難しいものです。素性の分からない女性との性交渉はできる限り避けた方が危険回避という意味でも男性にとって安全だと思います。

女性が酔っている時には手を出さない

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酔って意識を失っている女性を犯すことは、睡眠薬などで意識を失った女性をレイプすることと同様で強姦になります。仮に相手に意識があってその時は合意だと思っても、酔っているときは男女ともに判断力が鈍っていますし、女性側が抵抗できない状態でレイプされたと訴えれば男性はかなり不利な状況に陥ってしまいます。

女性の方もお酒に酔った解放感から今夜は一緒にホテルで過ごそうという場面もあるかもしれませんが強姦というリスクで考えるなら女性が酔っているときは手を出さない方が利口なのかもしれません。

女性の過去の経験を知っておく

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女性と性交渉を持つ前に相手の女性の素性をある程度知っておくことは男性にとっても大切なことです。和姦、強姦の線引きは女性の感じ方、考え方次第のところが大きいので女性の過去の経験は知っておいて損はないのです。

付き合う前に手を出さない

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夫婦間でも無理にセックスしようとすれば強姦になる可能性はあります。なおさら交際中なら確実に安心ということはありません。とはいえ付き合っている彼氏との日頃のセックスを強姦されたという女性はまずいないはずです。

もちろん、嫌がっているのに無理矢理犯すというようなことは彼氏彼女の関係でもしてはいけませんが、逆に言うと彼氏彼女の関係になればお互いにセックスをしたいと考えるものですからお互いに求め合うセックスであることが多くなるでしょう。

強姦になってしまうリスクは無理をしないかぎりゼロに近いはずです。性的な関係を持つなら付き合ってから、つまり付き合うまでは手を出さないというのが強姦にならないためには最も安全な判断と言えます。

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