2019年11月23日 更新

ゲイとホモの違いとは?相手を傷つけない為にも知っておきたいこと

性癖や性自認で真剣に悩んでいる人達は、簡単にカミングアウト出来ません。性的マイノリティと呼ばれるLGBTの認知度は上がってきましたが、イマイチ用語や区別などを理解していない人も多いでしょう。今回は、相手を傷つけない為にも、ゲイとホモの違いについて紹介します。

ゲイ=オネエではない

City Man Person - Free photo on Pixabay (745428)

テレビや歌舞伎町の二丁目などで目立つゲイの人達は、オネエ言葉をよく使いますが、普通の社会にいるゲイの人達は、ほとんどがオネエ言葉などは使いません。

ゲイの基本は、男として男が好きだというだけなので、わざわざオネエ言葉を使ってまで、女性らしく振舞おうという気持ちは無いのです。カミングアウトをする人達も徐々に増えてはいますが、普通の社会で生きて行く為には、わざと男らしく振舞っている人も多いでしょう。

体育会系での先輩後輩や、ヤンキーなどの上下関係を利用して性的ないじめをする男は、どちらかと言えば雄々しい男が多く、潜在的ゲイの可能性を秘めていることもあります。その為、ゲイの人達全てがオネエではありません。

女装家=ゲイではない

Drag Queen - Free photo on Pixabay (745430)

マツコ・デラックスや、IKKOのように、ゲイでありながら女装する人達もいますが、世の中には女性を好きな普通の男性でも、女装したいという人が実は想像以上に多いのです。特に医者や弁護士、役人などのお堅い職業についている人達が、いそいそと女装を楽しめる店に通っています。

自分でメイクや服などを選び、自らがキレイになりたいと努力や試行錯誤をする女装家の中には、男として男が好きなゲイもいますが、女性になりたいという性同一性障害の人達もいます。

しかし、時々女装をしたいという男性達は、ただの好奇心やストレス解消、男らしさの解放など、様々な理由で時々そっと女装を楽しんでいるのです。中には、倒錯的な快楽を味わいたいという性癖で、女装を楽しむ人達もいて、全ての女装家がゲイという訳ではありません。

ゲイやホモは病気ではない

Computer Business Office - Free photo on Pixabay (745432)

何度か触れていますが、ゲイやホモは病気ではなくただの性癖です。確かに、ゲイやレズビアンの場合も、幼少期の環境や何らかの経験によってトラウマを抱えていることもあり、心の悩みが無いとは言えません。また、正しい性教育や、性知識の無いまま、性に対する嫌悪感や羞恥心、恐怖感などを受け付けられた場合も、性に対しての感情は歪んでしまいます。

しかし、男は子孫繁栄という本能がある分、女性より性欲も強めに出来ていますが、好奇心が満たされてしまうと、すぐさま飽きが出てしまうという特徴も持ち合わせています。その為、女性が好きな男性でも、同じ相手や同じオカズ(オナニー用)では、性欲が落ち着いてしまうのです。

女性もまた、好奇心や性欲が旺盛な場合、快楽を求める為には刺激を欲してしまうことに変わりはありません。性的な快楽や欲望は麻薬のようなもので、1度ハマると中々忘れられないようになります。その為、ノーマルでは無いセックスに興味を持ったり、経験することで、その快楽を忘れられなくなりゲイやホモにハマってしまったという人達も多いでしょう。

ゲイやホモは一生変わらない訳ではない

Nature Love Couple In - Free photo on Pixabay (745434)

ゲイやホモは病気ではない為、一生同性しか愛せないという訳ではありません。戦国時代の武将達を考えれば分かりやすいのですが、彼らは戦場での性欲解消や、命を懸けて戦う為に男同士でのセックスをしていましたが、家庭を維持する為に、妻や側室という多くの女性達も抱いていました。

現代でも、妻や夫などの相手がありながら、性的快楽の為に同性愛に走るバイセクシャルな人は案外多いのです。今現在、ゲイやホモだと思い込んでいる人達も、女性恐怖症、男性恐怖症などの幼少期のトラウマや、自己否定感、性に対する抵抗感が強いなどの心理的トラウマを解消すれば、その性癖が解消されることもあるでしょう。

心と身体の性

Model Erotic Woman - Free photo on Pixabay (745437)

精子と卵子が出逢って受精した時、全ての人は女性の身体を主体として誕生します。受精卵が成長していく過程の中で、Y精子を持つものが男、X精子を持つものが女として分類されていくのです。

しかし、母親から分泌されるホルモンにより、自分の身体と脳で感じる性別が一致しないというバグが起きてしまうことがあります。これが最近よく聞く、性同一性障害(トランスジェンダー)なのですが、思春期特有の自己否定感や、現実逃避などによる思い込みも多々ある為、判断することはとても難しいのが現状と言えるでしょう。

ここでは、改めて自分自身の性や、トランスジェンダーかもしれないと悩む人の為にも、心と身体の性について詳しく検証していきます。

身体的性別

Human Man Woman Bathing - Free vector graphic on Pixabay (745439)

身体的性別とは、その名の通り性別によってある身体的特徴や器官によって、男女という性別を表しています。先程少し触れた、染色体でXYならば男、XXであれば女というように、ペニスや膣のような分かりやすい外性器や、睾丸、卵巣などの内性器でも見分けられます。

しかし、元々女性の身体を主体として受精卵は成長するので、男性にも女性と同様乳首が残されていますし、外性器や内性器は母親からのホルモン分泌によって、ペニスや睾丸などに変化を遂げるのです。

時に、その細胞分裂が上手くいかず、女性の身体でありながらクリトリスがペニスのように大きくなったり、卵巣や子宮が無い、ペニスはあるのに膣があるというような両性具有や、身体的性別の不一致という身体で生まれてくる子もいます。また、身体は普通なのに中々妊娠せず、不妊治療に訪れた際、染色体がXYだったと判明する人もいるのです。

性自認

Man Nude Sexy - Free photo on Pixabay (745441)

性自認とは、身体的特徴や心理的に、自分の性別を男女のどちらで認識しているかということです。身体の特徴によって、自分は男である、または女であると心と身体が一致している人は、自分の性別に疑問を抱くことはありません。

悩みがあるとすれば、第二次性徴以後に表れてくる、声変わりや体毛の存在、ペニスの大きさや胸の大小、生理の面倒臭さなど、身体的変化について多少ある程度です。

トランスジェンダーの人達は、この身体的特徴や第二次性徴による身体の変化と、脳内で感じる性別が一致せずに深刻な悩みを抱え始めます。しかし、幼少期の環境化の中で、父親・母親との関係で愛情を掛けて貰えなかったり、暴力や性暴力などのトラウマを抱えている場合、自己否定感や不安症、愛情欠損などの心理的な要因から、自分の性別まで否定してしまうことも多いのです。

シスジェンダー

Man Muscles Act - Free photo on Pixabay (745444)

シスジェンダーとは、先程紹介した性自認が一致しており、性別に対して何の疑問も持たずに生きていけるという、いわゆる普通の人達のことを指しています。

性的一致している人達は、身長や体重、顔や身体の美醜などに不満を抱えることがあっても、自分の性別に対して拒否感などは持ちません。しかし、最近では、共産主義思想者が煽り過ぎた男女平等のおかげで、女を面倒だと感じる男性達も増えており、男らしさを放棄しながら、甘やかされた女を羨ましいと感じています。

女性として生きていたい女達もまた、差別差別と騒ぐ愚かな女のせいで、女性としての美を活用したいという人や、愛する人と子を成して、暖かい家庭を築きたいというささやかな夢も破壊され、男性化を強要させられていると感じる人達も大勢いるでしょう。

トランスジェンダー

Body Boy Man - Free photo on Pixabay (745446)

シスジェンダーとは違い、自分の身体と性自認が一致しない人のことを、トランスジェンダーと呼びます。LGBTのTとは、このトランスジェンダーのことを指しているのです。多くのトランスジェンダーは、やはり第二次性徴に伴う、身体の変化に心がついて行けず、男女の違いがハッキリするほど、自分の身体に拒否感や抵抗感を持つことになるでしょう。

しかし、先程も述べたように、思春期特有の自己否定感や現実逃避、幼少期のトラウマなどによって、性別までも拒否してしまうということも考えられるため、そう簡単に判断できるものではありません。手術して性別や戸籍を変えてしまっても、未だ後悔や疑問を抱えているという人も多く、不自然な状態に身体を変化させる手術後は身体の痛みも厳しいので、相当の覚悟を持って臨む必要があります。

また、最近LGBTを悪用して、女子トイレや銭湯などに入り込み、痴漢やレイプを決行した不届き者も出ている為、シスジェンダーの女性にとっては、恐怖心の対象ともなりやすいと言えるでしょう。

性自認が女であり、男性好きはゲイではない

Love Heart People - Free photo on Pixabay (745448)

トランスジェンダーの場合、身体が男性でも性自認は女性だという人は、シスジェンダーと同様好きになるのは男性です。

性転換手術後であれば分かりやすいのですが、手術はお金も時間も掛かる上に、よほどの覚悟を持たねば決行することは難しい為、男性の姿のままという人は多いのです。

シスジェンダーから見た場合、それはただの男性同性愛者…いわゆる「ゲイ」と理解しがちでしょう。しかし、トランスジェンダーからすると、自分は女性として男性が好きという心理になるので「ゲイ」には当てはまりません。

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪