2019年10月21日 更新

ネコとタチの意味や語源は?レズ用語?ネコとタチの決め方についても

「ネコ」「タチ」という言葉の意味をご存じでしょうか?主にレズビアンの世界で使われることが多い、「ネコ」「タチ」の意味や語源を解説!また、タチネコの決め方や、関連する言葉の意味も解説していきます。ぜひ理解を深めていきましょう。

「床上手」という言葉を聞いたことある人は多いはず!「床上手」とは、簡単に言えばエッチが上手な人のこと。エッチにおいて事をスムーズに運び、相手を満足させるのに長けてる人のことを差します。

もちろん、同性愛のカップル間においても「床上手」は存在します。床上手な人とセックスすると、いつまでも余韻に浸ることができ、また「セックスしたい」と思うでしょう。同性愛においては、「ネコ」「タチ」が存在するように「ネコ上手」「タチ上手」があるんです。

「ネコ上手」とは、その場を盛り上げようとしたり、相手の愛情を一新に受けようとする様が上手く、相手を気持ち良くさせる人のことを差します。

タチ上手

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「ネコ上手」とは、相手からの愛を受け、しっかり感じる様が素晴らしくエロく、パートナーも「彼女のことをもっと愛したい」と思わせるのが上手な人のことを差します。

では、「タチ上手」とは?「タチ上手」とは、「ネコ上手」の逆!攻めるのが上手で、しっかり相手を満足させることができる人を差します。「タチ上手」にはある程度のテクニックも必要。また、相手の性感帯を把握し、強弱をつけながら相手の快感を引き出す必要があります。

もちろん、恋人のことを好きなのは絶対条件です。気持ち良くさせるために何でもしてあげたいという気持ちこそが、「タチ上手」につながります。

バリネコ

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先ほど、「ネコ」「タチ」以外にも「リバ」と呼ばれる両方を請け負うことができる人もいるとお話ししました。「ネコ」「タチ」においても、その度合いはさまざま。中には気分によって変わる人もいますし、相手によって変わるタイプの方もいるでしょう。

もちろん、逆に絶対にネコしかできない!という方もいるんです。「バリネコ」とは、性行為において受け身しかできない人のことを差します。相手によってタチになることはできません。受け身専門で、相手を攻めることは一切しないタイプの人です。

バリタチ

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「バリネコ」が受け身専門であれば、「バリタチ」は、攻め専門。完全なタチで、何があってもリバにはなりません。要は、自分は攻めるだけで、攻められるのは嫌なタイプの人です。「バリタチ」の人は、恋人が気持ちよさそうにしてる姿を見るだけで満足できます。

中には裸を見られるのを極端に嫌う人もいますし、相手から触られたり愛撫するのを拒否する人も。それだけでなく「バリタチ」には、短髪だったり、皮ジャン、デニムなどのハードな格好を好むタチという意味もあります。

誘いネコ

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続いて紹介するのは「誘いネコ」です。「誘いネコ」とは、「ネコ」という言葉がついているので、性行為で受け身側を差しますが、ただの受け身ではないんです。

受け身で相手から誘ってくるのを待つのではなく、相手から行為を仕掛けてくるように積極的に誘いをかけるネコのことを「誘いネコ」と言います。甘え上手で相手のツボをしっかりついてきます。ですが、実際に行為が始まると、あくまでネコに徹します。

「誘いネコ」に出会ってしまうと、ついつい手を出せずにはいられないでしょう。

ジャリタチ

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「ジャリタチ」とは、「タチ」の一種です。タチの中には、「ボイ」と呼ばれるボーイッシュな格好や立ち振る舞いを好む人もいますが、「ジャリタチ」はどちらかと言うとネガティブな言葉として使われることもあるとか。

ボーイッシュな格好をしていますが、子供っぽい一面があり、時に乱暴で非常識、無神経な部分があり、女性を傷つけてしまうことも多いと言います。男性っぽくなろうとして空回りしてる人もいるのでしょう。悪気がない方もいますが、不快に感じる人も少なくありません。

スカタチ

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続いては、「スカタチ」の意味を見ていきましょう。「タチ」なので、性行為において相手をリードする側の人を差しますが、そこに「スカ」という言葉がついています。「スカ」は「スカート」からきており、スカートなどのフェミニンな格好を好むタチを意味しています。

しかしながら、フェミニンな格好=スカートとは限りません。パンツでも女性らしい恰好は十分できますし、パンツし履かない方だっているんです。よって、最近は「スカタチ」よりも「フェムタチ」の方がよく使われています。

ズボネコ

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「ズボネコ」は、性行為においては受け身側ですが、ズボンなどのボーイッシュな格好をする人のことを差します。ボーイッシュな格好をする人のことは「ボイ」と言いますので、最近は「ズボネコ」よりも「ボイネコ」と表すことが多いです。

いかがでしたか?このようにさまざまな言葉があり、LGBTへの理解を深めるためには言葉の意味を明確に捉えていく必要があります。「ネコ」「タチ」と言っても、その度合いはさまざま。中には「ネコ寄りのリバ」「タチ寄りのリバ」なんて言葉もあります。

言葉が全てではありませんが、知っておくと繊細なニュアンスが伝わりやすく、より自分のことを理解してもらいやすいでしょう。

ネコとタチの意味を理解しよう

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今回は、主に同性愛のカップルの間で使われる「ネコ」「タチ」の意味や由来、決め方、関連する言葉の意味を見てきましたが、いかがでしたか?「ネコ」「タチ」はゲイカップルでも使われますが、主にレズビアンカップルには欠かせない用語です。

セックスにおいて、「ネコ」は受け身、「タチ」はリードする側です。レズビアン初心者にとっては、自分がタチなのかネコなのかは判断しにくいので、女性はまず「ネコ」を試してみるのがおすすめ。もちろん相手によって変えたり、気分によって変えることができるのも、同性愛カップルの特権と言えます。

ぜひ「ネコ」「タチ」の理解を深めて、よりLGBTの世界を知っていきましょう。

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