目次
- きのこは安易に手を出してはいけない
- 笑い茸とは
- 笑い茸の特徴
- 傘は凸形
- 子実層にひだあり
- 子実層は上生形
- 柄には何もない
- 胞子紋は黒色
- 生態は腐生植物
- 笑い茸に含まれている成分
- シロシビン
- コリン
- アセチルコリン
- 5-ヒドロキシトリプタミン
- 笑い茸は法的に規制されている!
- 麻薬及び向精神薬取締法
- 笑い茸で起きた事件
- 1917年
- 1991年
- 笑い茸以外にもある危険なキノコ5つ
- ドクツルタケ
- ニガクリタケ
- テングタケ
- ニセクロハツ
- カエンタケ
- 笑い茸のような毒キノコを食べないようにする方法
- 植物図鑑を持って採取する
- 怪しいキノコは食べない触らない
- 専門家の人とキノコ狩りを楽しむ
- 笑い茸のような毒キノコを食べてしまったら
- 急いで救急車を呼ぶ
- 笑い茸は販売購入が違法なキノコ
笑い茸以外にも毒キノコはたくさんあります。その中でも特に危険と言われている毒キノコがあり、最悪の場合死に至ることもあります。食用きのこと似ているため間違って食べてしまい、病院に運ばれるというケースもあとを立ちません。
ここからは毒キノコでも有名なものを5つ紹介します。すべて人体に多大な影響を及ぼすきのこです。しっかり覚えて絶対に採取したり食べたりしないようにしましょう。
ここからは毒キノコでも有名なものを5つ紹介します。すべて人体に多大な影響を及ぼすきのこです。しっかり覚えて絶対に採取したり食べたりしないようにしましょう。
ドクツルタケ
ドクツルタケはハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコです。日本で見られるキノコの中では最も危険な毒キノコの一つです。 初夏から秋にかけて生息し、広葉樹林や針葉樹林の地上に生えます。色は白で湿っている時は少し粘りけがあります。柄にはつばとつぼ、ささくれがあり傘の縁に条線はありません。
このキノコを見極めるためには水酸化カリウム3%液を傘につけると変色をするので見極めやすくなっています。このきのこは日本でも死亡率が高く、一本で一人の命を奪えるほどの猛毒です。摂取して6〜24時間でこれらのような症状がで、一旦治まるのですが1週間後に肝臓や腎臓に機能障害がおきます。適切な処置をしなければ確実に死に至ります。
このキノコを見極めるためには水酸化カリウム3%液を傘につけると変色をするので見極めやすくなっています。このきのこは日本でも死亡率が高く、一本で一人の命を奪えるほどの猛毒です。摂取して6〜24時間でこれらのような症状がで、一旦治まるのですが1週間後に肝臓や腎臓に機能障害がおきます。適切な処置をしなければ確実に死に至ります。
ニガクリタケ
ニガクリタケはハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属の毒キノコです 毒性が強く死亡例もあります。ニガクリタケはほぼ一年中見ることができ、針葉樹や広葉樹の木材や切り株などに発生するキノコです。 傘は直径2〜5cm程度の小さなきのこで、傘の色は鮮黄色〜淡い褐色です。名前の通り生のものは味が苦いので、飲み込まずに味見をすることで区別ができます。火を通しても毒が消えることはありません。
食後3時間程度で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢や悪寒などの症状が現れます。重症になると脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショック、手足の麻痺などの後、神経麻痺、肝障害などを起こして最悪の場合死に至ります。 しかし一部地域では毒抜きをしてから食べる習慣もあります。
食後3時間程度で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢や悪寒などの症状が現れます。重症になると脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショック、手足の麻痺などの後、神経麻痺、肝障害などを起こして最悪の場合死に至ります。 しかし一部地域では毒抜きをしてから食べる習慣もあります。
テングタケ
テングタケはハラタケ目テングタケ科テングタケ属の毒キノコです。灰褐色の傘には広がった際、ツボがちぎれてできた白色のイボがあり、柄は白色でツバが付いています。針葉樹林の赤松林やトウヒ林、広葉樹林のコナラ林やクヌギ林などで夏から秋にかけて普通に目にすることができます。
摂取してから15〜90分以内に中毒症状が現れます。2〜3時間がピークです。症状は腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状から痙攣、精神の一部錯乱などの神経症状がでます。似た名前でベニテングダケというものもありますが、それよりもさらに強い毒を持っています。
摂取してから15〜90分以内に中毒症状が現れます。2〜3時間がピークです。症状は腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状から痙攣、精神の一部錯乱などの神経症状がでます。似た名前でベニテングダケというものもありますが、それよりもさらに強い毒を持っています。
ニセクロハツ
ニセクロハツはベニタケ目ベニタケ科ベニタケ属クロハツ節の毒キノコです。夏に生息し富山県から愛知県以下西のシイ林などの地上に発生します。傘は灰褐色でスウェード状の質感があり、成長すると中央が窪んで浅い漏斗状になります。ヒダはクリーム色で傷つくか老成すると薄い赤に変わります。柄はほとんどが傘と同じです。
猛毒きのこで2〜3本で致死量に達します。潜伏期間は数分〜24時間以内で嘔吐、下痢などの消化器系が悪化し、呼吸困難、言語障害などを引き起こし、最終的には多臓器不全、血尿を呈し重篤な場合は腎不全を経て死亡します。
猛毒きのこで2〜3本で致死量に達します。潜伏期間は数分〜24時間以内で嘔吐、下痢などの消化器系が悪化し、呼吸困難、言語障害などを引き起こし、最終的には多臓器不全、血尿を呈し重篤な場合は腎不全を経て死亡します。
カエンタケ
カエンタケはボタンタケ目ボタンタケ科トリコデルマ属に属する猛毒のきのこです。死亡率が非常に高く、触るだけでもかなり危険なキノコです。子実体は真性の子座の形をしており、単一か基部から2〜3本、または10数本程度に分かれていることもあります。大きさはだいたい10〜15cm、鮮赤色で鶏の鶏冠のような形をしています。
毒性が非常に強く致死量はわずか3g(子実体の生重量)程と極めて強力で日本でも6例ほどの中毒事例が報告されています。計10名の中毒患者が出ており、そのうち2名が死亡となりました。症状は摂取後10分という短時間で現れ、消化器系からどんどん悪化し、意識障害、肝不全、腎不全などを引き起こした後最悪死に至ります。
毒性が非常に強く致死量はわずか3g(子実体の生重量)程と極めて強力で日本でも6例ほどの中毒事例が報告されています。計10名の中毒患者が出ており、そのうち2名が死亡となりました。症状は摂取後10分という短時間で現れ、消化器系からどんどん悪化し、意識障害、肝不全、腎不全などを引き起こした後最悪死に至ります。
笑い茸のような毒キノコを食べないようにする方法
via pixabay.com
きのこ狩りのシーズンになり、きのこ狩りを楽しむ時どうやってキノコを見分けるかは難しいです。 食用キノコに似ているからと思い、取ったキノコが実は毒キノコというのもさほど珍しいことではありません。きのこの判断は時にプロでも間違えてしまうほど難しいものなんです。
せっかく楽しいきのこ狩りにいき、持ち帰ったきのこを食べて食中毒になったとなれば目も当てられません。キノコ狩り楽しむには最新の注意を払い、確信を持てるきのこ以外は取らないようにしましょう。
せっかく楽しいきのこ狩りにいき、持ち帰ったきのこを食べて食中毒になったとなれば目も当てられません。キノコ狩り楽しむには最新の注意を払い、確信を持てるきのこ以外は取らないようにしましょう。
植物図鑑を持って採取する
きのこ狩りに行く時は必ず植物図鑑を持っていきましょう。慣れてるから大丈夫!と安易な気持ちできのこ狩りに行き、結果毒キノコをタ食べて食中毒になったという事例は後をたちません。きのこ狩りのプロでさえ必ず植物図鑑は持ってきのこ狩りに行きます。それだけ判別が難い場合もあるということです。
植物図鑑は一冊だけでは足りません、全ての情報が載っていないからです。最低でも2、3冊写真が載っているものを選びましょう。
植物図鑑は一冊だけでは足りません、全ての情報が載っていないからです。最低でも2、3冊写真が載っているものを選びましょう。
怪しいキノコは食べない触らない
きのこの種類によっては触るだけでもOUTのものがあります。特に毒性の強いきのこにその種がある場合もあります。きれいだからついつい触りたくなるきのこもありますが、安易に触らず、確信を持てるきのこだけを触るようにしましょう。
食用きのこでも環境によってはバクテリアなどがついている場合もあります。きのこの判断はプロの方でも慎重に行います。それだけ危険な物もあるのです。今はインスタ映えなどで写真を取るためにわざわざ毒キノコに触れる方もいますが、死に至る恐れもあるので絶対にやめましょう。
食用きのこでも環境によってはバクテリアなどがついている場合もあります。きのこの判断はプロの方でも慎重に行います。それだけ危険な物もあるのです。今はインスタ映えなどで写真を取るためにわざわざ毒キノコに触れる方もいますが、死に至る恐れもあるので絶対にやめましょう。
専門家の人とキノコ狩りを楽しむ
via pixabay.com
安全にきのこ狩りを楽しむには専門家とともに行くのが1番安全に楽しめます。専門家は個別にお願いすることもできますが、シーズンになるとイベントで気軽に参加できるのもありますので、そちらを利用してもいいでしょう。 民宿や旅館に泊まった時にキノコ狩りを楽しめる施設もあります。
専門家はその道のプロです。専門家でも知らないキノコは触らないように注意してくれるし、自分では分からない絶品の食用キノコも教えてくれます。 安全安心に楽しむには専門家の方と一緒にきのこ狩りに行きましょう。
専門家はその道のプロです。専門家でも知らないキノコは触らないように注意してくれるし、自分では分からない絶品の食用キノコも教えてくれます。 安全安心に楽しむには専門家の方と一緒にきのこ狩りに行きましょう。
笑い茸のような毒キノコを食べてしまったら
via pixabay.com
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