2019年3月28日 更新

末広がりの意味と縁起がいい理由は?二重や数字の8との関係性も

末広がりと聞けばとてもおめでたいイメージですが、意味や縁起がいい理由を知っていますか?中国では8の数字は大変縁起がいいものとされていています。美容でも末広がりの二重もあり、末広がり二重をもった芸能人も紹介します。あなたも末広がりの二重か確認してみましょう!

Klee Lucky Clover Luck - Free photo on Pixabay (123883)

「八」がつく縁起が良いとされる言葉を聴いたことがないでしょうか?中国だけではなく日本でも数多くありますね。

「八」が付いた言葉はたくさんありますが、その中でも「八重桜」や「八百万の神」のことを詳しく紹介していきます。

八重桜

Double Cherry Blossoms Flowers - Free photo on Pixabay (123885)

春になると桜の季節になりますね。お花見でよく見る桜はソメイヨシノです。ソメイヨシノから遅れること1~2週間後に咲き始めるのが「八重桜」です。

八重桜はソメイヨシノと比べるととってもボリュームがある桜になっています。大阪では4月中旬ごろの造幣局の通り抜けで見られる八重桜が有名ですね。

通り抜けは7日間の開催で約130種類の八重桜を見ることができます。大阪府内では人気の桜のスポットです。
Arboretum Flowers Plant - Free photo on Pixabay (124880)

最初にも説明をしていますが「8」と言う数字はたくさんの意味があり、漢字で書く「八」を書くと交わらず下の方が広がっているので末広がりの良い数字です。

八重桜の花びらの枚数は1個1個違い、10枚のくらいの花びらのものから多いものでは100枚以上の花びらがついています。桜の花だけでは履く八重桜の葉も大きな掌のような形をしている八つ手の葉も8つに分かれているわけではなく縁起のよさを担いでつけられた名前です。

婚礼や結納の席でのお祝い事などに出される「桜湯」はこの八重桜を塩漬けにしたものをいただきます。

八百万の神

Tori Japanese Shrine - Free photo on Pixabay (123889)

一度は耳にしたことがある八百万の神(やおよろずのかみ)とは全ての神のことをいいます。

数字の「八」が多いと意味で使われていて、八百万は無限に多いということ例えています。日本は昔からの言い伝えで、自然現象から動植物までさまざまな神様をお祀りしてきました。

こうした日本の数多い神教の文化の中で、神話に出てくる神様もいれば、仏教やキリスト教など多くの神様を「八百万の神」として迎え入れられています。
Architecture Art Bright - Free photo on Pixabay (124947)

「八百万の神」にどのような神様がいるか分からない方は、伊勢神宮で祀られている「天照大神」(あまてらすおおみのかみ)や庶民に信仰される福の神の「七福神」、七福神の一員の「大黒様」や「えびす様」など聞いたことがあると思います。

もっと身近で言えば人やお宝をまねく「招き猫」や農業を手伝ってくれるいたずらが好きな「河童」、商売繁盛の「福助」も八百万の神々です。

どのような神様がいらっしゃるか調べてみるのも楽しいですね。

末広がりな物を紹介!

Asia Ceremony Chinese - Free photo on Pixabay (127093)

末広がりのおめでたいものはどんなものでしょうか?

日本で有名な山といえば「富士山」ですね。身近なものでは「扇子」も末広がりでおめでたいと言われている持ち物です。どのような理由なのか紹介していきます。

富士山

Mt Fuji Volcano Foggy - Free photo on Pixabay (123890)

末広がりなもので一番に思い浮かべるのは「富士山」です。富士山の形は見事に末広がりの山の形をしています。

初夢に「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」をみれば良い1年になるといわれています。理由は様々あるようですが、一番には天下を取った徳川家康にちなんだものが多いようです。

一富士の意味は高い目標や理想を表し、立身出世の象徴といわれています。
Mount Fuji Volcano Japan - Free photo on Pixabay (125117)

また縁起物で有名なのは「赤富士」です。赤富士とは富士山が朝日が昇るころに照らされて赤く染まる現象のことをいいます。

数々の絵にもなっていてその中でも、「凱風快晴」は葛飾北斎が描いた浮世絵で有名です。風水にも良いとしてよく飾られています。

赤富士自体めったに見ることができず、赤富士を鑑賞した人は商売繁盛や災難から免れたりするといわれています。「赤富士」の絵を風水を元に室内で飾ると仕事が忙しくなったり、悪縁が切れたりするといわれています。

扇子

Wedding Decoration Workshop - Free photo on Pixabay (123989)

扇子は広げると二等辺三角形の形をしています。その形は昔から縁起の良い「末広がり」の形で多くの人から愛されています。

100円ショップでも売られていて海外からの観光客にも人気がある扇子です。身近にありながらも扇子が縁起物としてどのように使われているのでしょう。

最近では少ないようですが、以前は結婚式などのおめでたい席の引き出物として送られていました。末広がりの形と言うことで今後の未来が良くなりますようにと意味で送られていました。
China Antiquity Girls Tone - Free photo on Pixabay (126317)

商売をしている人や落語家や能楽の方も節目の舞台などで扇子をご贔屓の方に贈る風習があります。江戸時代に行われていた年始のルールが扇子を贈る風習で、日本の由緒正しい習慣の1つです。

夏の暑いときには扇子よりうちわを使うことが多いですが、縁起物の扇子を1つ持っておくのも良いですね。

狂言で使われる末広がりについて

Kyoto Japan Statue - Free photo on Pixabay (123944)

狂言でも「末広がり」の曲目があります。

狂言自体をあまり知らない人もいると思いますが、和泉元彌さんや野村萬斎さんが狂言でご活躍されています。

狂言の「末広がり」とはどのような曲目か簡単に紹介します。

狂言の末広がりについて

Masks Japanese Japan - Free photo on Pixabay (126411)

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