2019年2月17日 更新

お里が知れるは差別用語?お里が知れるの意味と使い方

今回は、昔の人がよく使っていたお里が知れるということわざの意味と使い方について、語源や類語、実際に言われた人の体験談などを紹介しながら説明します。また差別用語や放送禁止用語に該当するのかどうかについても、差別用語の例を上げて考察していきます。

日本語って難しい!お里が知れるは使い方や使う相手に細心の注意を

Dog Dogue De Bordeaux Mastiff · Free photo on Pixabay (64328)

ことばの成り立ちには、語源を見ればよくわかるように、その国の人々の暮らしや文化が密接にかかわっています。時代が変わるにつれて人々の暮らしや文化が変容していくように、ことばの意味合いも変わっていきます。したがって、昔は当たり前に使っていたことばも、今という時代に使うと、差別的だととらえられてしまうものも多々あります。

ただ、ことばというものは、発した本人に差別的な思いが何もなければ相手にも気持ちよく伝わっていくものです。今回のテーマ「お里が知れる」もそのひとつです。言った人が上から目線で相手の育ちをさげすむような思いで口にすると、相手は不快感を覚えて傷つきます。放送禁止用語として紹介したことばも同じです。

ただマスメディアは一言発するとそれが瞬時に多くの人の耳や目に入るために責任重大で、ことばの使い方にも非常に神経を使わなければなりませんが、だからといってそれを世間一般でも守らなければならないというわけではありません。あくまでもTPOに則って、相手への心配りを忘れずに、しかし細心の注意を払いながら、大らかな会話を楽しみたいものです。

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