2019年10月11日 更新

加山雄三の船「光進丸」炎上事件!船への熱い想いや4代目の構想

2018年4月に加山雄三さんがオーナーを務める船「光進丸」が炎上しました。出火原因がわからず放火や保険金目的ではないかと囁かれることもありました。そんな光進丸炎上事件について、光進丸の値段や加山さんとのエピソードなどにも触れながらまとめました。

光進丸炎上に関する周りの人の証言の中に「2度の爆発音がした」というものがありました。仮にエアコン等の電気系統にトラブルがあって炎上につながったとしても、爆発音がするというのはありえないという専門家もいたため、この爆発音が何者かの放火の可能性も含めた憶測を生みました。

ただし、この爆発音にしても証言止まりで、録音や録画された決定的なものは残されていないようです。何者かの放火の影響で爆発音がしたのか、そもそも本当に爆発音があったのかは結局はっきりしていません。

保険金詐欺の可能性は?

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今回の光進丸炎上は保険金詐欺の可能性があるのではないかという話も出ました。古くなった船を所有者が燃やすことで保険金を得るということは決して珍しくはないそうです。実際2017年にも高松市で保険金をだまし取るために自分たちの手でボートを燃やしたという事件がありました。

船の寿命は約30年といわれているそうですが、加山さんの光進丸は30年は過ぎていました。それもあって加山さんが保険金詐欺をはたらいたという話が飛び出したわけですが、加山さんの船に対する情熱からしてその可能性は極めて低いと思われます。

本来なら炎上した翌日の4月2日は加山さん自身が乗船を予定していました。普段から家族同様に扱い、乗船予定も立てていた船を保険金のために燃やすとは考えにくいですね。

放火の可能性は低いとの見方

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なお、炎上事件当日、加山さんの船は港から30mほど離れた場所に係留されていました。25mプールを想像してもらえばわかると思いますが、それだけ離れている船に気軽に近づくことはできません。

泳いでいくことは不可能ではないですが火を付けるための道具も同時にもっていかなければなりません。濡れないように保護したとしてもモノを所持して泳ぐのは相当な負担です。小舟で行くという手もありますが、それでもかなりの労力が必要です。

警察もできる限り調べた上で、何者かが光進丸に乗り付けて火を付けた可能性は低いと述べたことからも放火の可能性は低いようです。

加山雄三の船の値段や火災保険は?

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放火や保険金詐欺が噂された背景には出火原因が不明だったからという側面もあるでしょうが、光進丸自体が豪華な船であったということもあるかもしれません。

湖のある公園に浮かぶボートや、数人乗りの小型艇ではなく、光進丸は18人もの人を乗せることができます。なじみのない人にとっては、その辺に浮かぶボートの値段もよくわからないでしょうから、光進丸のような規模の船になるともうその価格は想像もつきません。

同様に保険の相場等もよくわからない方が多いと思われますので、光進丸の値段や船舶の火災保険についてここでまとめていきます。

光進丸の値段

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まず、光進丸のお値段ですが、4億円程度とされているようです。庶民が購入するには宝くじで1等を当てないことにはとても手が届かない額です。

もっとも単純に光進丸と同程度のサイズの船を造るだけであれば、まだ価格は抑えられるようですが、なにせ設計からオリジナルにこだわっているので結果的にこのくらいになったようです。

なお、本来ならば5億円はかかるそうですが一部資材を無償提供されていて、結果として加山さんが購入した金額が4億ぐらいだそうです。

船舶の火災保険について

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次に船舶の火災保険に関してですが、光進丸のような30m・100tクラスの規模ともなると一般の人が加入するような保険はなく、法人で申し込むタイプのものしかありません。そのため保険料は一般には公開されていません。

なお、船長10mで10名程度乗船できる船の場合だと年間で70~80万程度の保険料が必要のようです。ですから光進丸の保険は年間で少なくても数百万程度はかかるだろうと思われます。

さらに保険以外でも船舶の維持には相当の費用が掛かります。係留にかかる費用やメンテナンス、燃料代等々でこちらもも数百万はくだらないでしょう。

光進丸の遺作とも言える演歌アルバム

saeko on Instagram: “よっ、若大将!#加山雄三 #母のアイドル #若大将演歌を歌う #歌うま” (698844)

加山さんは2018年6月27日に演歌のアルバム「演歌の若大将~Club光進丸」を発売しました。このアルバムのジャケットは、光進丸が炎上する10日前に船内で撮影された写真が用いられています。このアルバム作製時にはもちろん炎上など思いもしていなかったわけですが、結果的にはこのアルバムが光進丸の遺作となりました。

加山さんが演歌というのは意外な気もしますが、加山さんは大の演歌好きで、光進丸内でカラオケをするときはもっぱら演歌を歌うそうです。

逆に持ち歌は頼まれても歌わないそうで、いかに光進丸内では自分のやりたいように振舞っていたかわかります。加山さんにとって光進丸の存在は本当に大きかったようです。

4代目光進丸の構想

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アルバム「演歌の若大将~Club光進丸」の発表時に、加山さんは4代目の光進丸の構想も述べていました。それによれば3代目の3倍くらいの全長で災害救助船にしたいとのこと。船内には避難スペースがあり、1000人分の食料に水は一日250tを確保できる想定です。

そしてこの構想は絵空事ではなく、すでに設計がほとんどできているというのがまたすごいです。出資者さえいればいつでもできるそうで、2020年の東京五輪までには完成させたいという夢を持っています。

加山雄三の最新情報

Yuzo on Instagram: “He is a living legend ! He has a powerful voice 🔥🔥🔥 keep healthy kayama-san 🤩........#加山雄三 #KayamaYuzo” (698912)

2019年10月現在で82歳の加山さんですが今もアクティブに活動を続けています。歌手としては現在「加山雄三コンサートツアー2019-20 START」というツアー名で毎月2~3公演程度を実施し、全国各地を精力的に回っています。

先日ホームページで発表された情報によれば、来年2020年の3月に山梨で追加公演を行うことが決定したそう。ツアー自体も今のところは2020年4月11日の中野サンプラザホールが最終のようですがまだ増えるかもしれません。80歳を超えてのこのバイタリティは一体どこから来るのでしょうか。

光進丸炎上事件を乗り越えた加山雄三

Yuzo on Instagram: “Even though i don’t know the meaning of his songs, but i really enjoy it to listen. Kimi itsumademo and Someday Sometimes are my favorite…” (698910)

自らの半身だと語った光進丸の炎上が加山さんに大きなショックを与えたのは間違いありません。しかし、今の充実した活動ぶりを見ると、そのショックを乗り越えたということがよくわかります。

また、4代目として災害救助船を想定していることからも、3代目光進丸の炎上がむしろ加山さんを世のため人のために奮い立たせたと言えるかもしれません。ツアーの完走や4代目光進丸の完成など、今後の加山さんからも目が離せません。

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