2019年2月18日 更新

キャットコーリングとは?海外との違いと声をかける男性の心理

突然ですが、キャットコーリングという言葉を聞いたことはありますか?街中で突然話しかけられると、嬉しかったり嫌だったりと反応は様々です。この記事にたどり着いたあなたに、街中で話しかけられた時の海外と日本での反応の差や、キャットコーリングについて説明していきます。

Chicago Usa America United · Free photo on Pixabay (65262)

そして、男性だけが行っているように感じるキャットコーリングですが、アメリカ在住のある女性は、男性だけではなく、人種や性別を問わず様々な人からキャットコーリングを受けた経験があるのです。最初は気にしてしまったそうですが、だんだん無視ができるようになったのです。

さらに、キャットコーリングを沢山受けたときはこの服が決まっていたんだと思えるようになり、この服は勝負服にしよう、などとポジティブに取られられるようになったのです。

フランス

Eiffel Tower Paris France · Free photo on Pixabay (65297)

フランスでも、イタリアと同じく、男性が女性に対して声掛けやナンパをよくします。しかし、ナンパとキャットコーリングはとても似ていて、見分けがつきにくいものが多いのです。

また、フランスのパリでは、22歳の女性がキャットコーリングによってある事件に巻き込まれ、その映像をSNSにあげています。その女性があるカフェ沿いの大通りを通って家に帰っている時、男性が口笛を吹きながら性的冗談を言って女性の前を通り過ぎたのです。

Paris France Bridge · Free photo on Pixabay (65298)

その時、女性は「黙れ」と反撃したところ、近くのカフェに置いてあった灰皿を女性に向かって投げつけたのです。しかし、その灰皿が当たらずにイライラしたのか、男性が女性に近づいて頭を殴り、女性はふらついていました。

事件に発展することもあるキャットコーリングはフランスでも問題視されており、フランスの世論調査では、81%の現地の女性がキャットコーリングにあったことがあると回答しています。そして、「キャット・コーリング」処罰法案も提出され、厳罰にキャットコーリングを取り締まろうという動きが進んでいます。

キャットコーリングされた時の女性の心理

Woman Female Thoughtful · Free photo on Pixabay (65313)

キャットコーリングをされた時の女性の心理としては、国を問わず共通をして、不快な思いや恐怖心、場合によってはトラウマになってしまうものまであります。日本では少ないとはいえ、ナンパされた時と同じような心情であったり、これからキャットコーリングを経験してしまうこともあるかもしれません。

女性がどんな気持ちになってしまうものなのか、見ていきましょう。

恐怖心

Desperate Sad Depressed · Free photo on Pixabay (65336)

罵声や口笛だけでも恐怖を感じることがあります。しかし、特に怖いのが、何も反応をせず、無視したのにずっと横を歩かれたり、後ろをついてこられるという行為です。ニューヨークの街中を歩いてキャットコーリングをされる動画でも出てきましたが、見ているだけでも恐怖を感じるものです。

キャットコーリングになれていない日本人なら特に恐怖を感じるものです。

また、反論したら余計に相手の行動を煽ってしまうだろう、という恐怖も感じます。何もしないのが得策だと思っていても、ずっとついてこられたりしたものならどうしていいかわからなくても周りには助けをなかなか求められず、ただ恐怖だけが残ってしまうのです。

見下されてる感

Girl Portrait Hair · Free photo on Pixabay (65457)

言葉にされなくても口笛をいやらしく吹かれているだけで不快感だけではなく、自分が下の立場だと感じてしまうものです。言葉にされればなおさらで、反論できない状況に置かれると自分の立場がなくなってしまいます。

しかし、これは男性が優越感を得たいためであったり、ストレス発散に利用されている場合もあります。見下す人には、ネガティブ思考で、ストレスを溜めがちです。自分はダメな人じゃない、素晴らしい人間だと思うために他人を見下し、自分の存在意義を見つけようとしている場合があるのです。

苛立ち

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キャットコーリングを受けた女性はイライラするか、恐怖を感じるかのどちらかに分類されることが多いのです。イライラするパターンとしては、車から怒鳴られても車のスピードが速すぎて何を言ってるのかわからず、ただ一方的に怒鳴られて何も仕返しする暇すらないというところに苛立ちを感じるのです。

自分が無力に感じる

Blindfolded Blind Hair · Free photo on Pixabay (65550)

下手に反撃すると事件に発展してしまう可能性もあるのがキャットコーリングです。そのため、キャットコーリングを受けた女性にできることは限られてしまいます。

笑ってごまかせばより野次をエスカレートさせてしまったり、言い返して反撃をすればもっと大変なことになる、と女性は恐怖を感じています。そして、無視をしてもほとんどの場合が更に攻撃をされてしまうのです。

何をしても事態はなかなか収まらなくて女性は、自分が無力、と感じてしまうのです。

1人で出歩くのが憂鬱になる

Girl Red Square Gloominess · Free photo on Pixabay (65554)

子供のころからキャットコーリングを受けていた女性は、幼いころから恐怖心を抱きながら大人になっていっています。ずっと後をつかれるのも恐ろしいものですが、車からのキャットコーリングも大変恐ろしいものです。

車から通りすがりに口笛や罵声を浴びせられることもあり、その車が戻ってくるのではないか、あるいは、自分が信号待ちなどで立ち止まっているときになにかされるのではないか、という恐怖を感じているのです。

それは大人になっても変わることはなく、夜道では特に恐怖を感じ、何が起きてもおかしくない、と恐怖とともに1人で出歩くのが憂鬱になってしまうのです。

辱めを受けた気分

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キャットコーリングについては、ナンパされないようなダサいジーンズやパーカーを着ているときでもされてしまいます。そのため、避けては通れない道だと諦めてしまう女性もいます。

しかし、キャットコーリングについて、丸裸にされたようなもの、と表現している女性もいます。急に後ろから下着を取られたり、ビキニの紐をほどかれて胸を露にされて辱めを受けた、と感じるほど嫌な気分になるものなのです。

刑務所にいる気分

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