2020年3月4日 更新

秋田県の方言はかわいい!あいさつや日常会話で使用される秋田弁一覧!

秋田県で耳にする秋田弁。なかなか理解するには難しいものも多く、意味が分からないという人も多いでしょう。秋田弁について知りたいという人に、秋田弁にはどのような特徴があるのか、またあいさつや日常会話で使用される秋田弁の一覧を紹介していきます。

いだが?

「いだが?」は直訳すると「来ているか?」という意味になります。秋田弁の特徴として乗り物がどこにいるかという表現をする際に「いる」というふうに表現しています。

そのため、バスや車、電車などが来たかどうか聞く際に「いだが?」という方言が出ます。今お伝えしたことと一緒ですが、例文として「電車いだが?」という方言で、「電車は来ているか?」という訳になります。

これは覚えると聞き取りもしやすいのではないのでしょうか。

はらわり

「はらわり」という方言は「腹が立つ、腹立たしい」という意味です。何故腹が立つという言葉がはらわりに変わったのでしょうか。

語源は「虫の居所が悪い」が「腹が悪い」になり「はらわり」という言葉が生まれたのではないかと言われています。虫の居所が悪いという言葉が何故腹が悪いになったのでしょうか。

これは、虫の居所が悪いという言葉の語源が理由ではないかと言われています。人間が不機嫌になったり、悪い感情を持つのは頭と腹と足に虫がいるためと言われており、そこから虫の居所が悪いという風になりました。

その言葉と部位からが腹が悪いという言葉になったのではないでしょうか。

~だべ

「~だべ」という方言、実は多くの県で使用されているものになります。東北地方が使用しているイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。実は関東でも使用されています。

「~だべ」は共通の意味があり、「~でしょう」というものや同意を求めるものが一般的になるでしょう。秋田県でも「~そうでしょう」という意味で使用されますが、変形することも多く、その変形した形によって意味も異なります。

「んだべ」というものから「なんとだべがぁ」など、全く意味が変わるものもあります。

~ごで

「~ごで」は「~のことで」の略になり終助詞になります。終助詞とは主に文末に付くもので、様々な意味を表します。疑問や反語、禁止、感動、念押しなど色々な状況で使用されます。

秋田弁の「~ごで」は「~するんですよね」という確認や、「~ことだ」と感想を述べるものになり、その時の状況で意味も変わるのではないでしょうか。

~ど

「~ど」も終助詞にあたります。「~ど」は伝達など聞いたことを伝える時に使用され、「~だってさ」などをイメージして頂けると分かりやすいのではないでしょうか。

例文として行事の中止を伝える文などになると、「行事は中止だど」という風になります。「だど」という方言は比較的聞き取りやすく、使用されたとしても意味は通じるのではないでしょうか。

ごしゃぐ

「ごしゃぐ」という方言は、「怒る、叱る」という場面で使用されます。「しったげごしゃがれだ」や「ごしゃぐど!」といった使用方法です。

ごしゃぐという方言は主に秋田県で使用されるものですが、他にも山形県や青森県、新潟県等多くの場所で似たような方言が使用されています。

秋田県ではローカルヒーロー「超神ネイガー」があり、そのヒーローが変身する際に「豪石(ごうしゃく)!」と言います。これは、ごしゃぐの方言を元に神の力を借りる「剛借」や、自分の強さを測る「強尺」の意味も含まれるとされています。

他県民が理解不能な秋田弁

【秋田県出身ねじ】アニメで学ぶ秋田弁講座

前述の日常会話内で使用される程度の方言であれば、何かしら聞いたことがあると思う人も多かったのではないでしょうか。

次に紹介する方言は他県民が理解不能な秋田弁です。もしかしたら耳にしたことがある方言もあるかもしれませんが、なかなか理解するには難しい方言を紹介します。

わや

「わや」という表現は他県の方言としても使用されています。北海道を始め山口県や京都、九州地方など日本全国で使われている程です。

しかし、意味はもちろんそれぞれの県で違います。北海道や青森県では「滅茶苦茶な、収拾がつかない様」などになり、山口県などではネガティブな意味を含んでいます。

秋田弁での「わや」は「ぐちゃぐちゃな」という意味で使用されており、北海道等と同じ意味になるのではないでしょうか。部屋が散らかっている様子や、頭の中が混乱している時などに使用します。

きみ

「きみ」の多くは人を指す「君」という使われる方をします。しかし、秋田弁での「きみ」というのは人を指す意味ではなく、実は「とうもろこし」を指しているのです。

これは使用法によって、知らないと大きな誤解を招く可能性があるため、知っておいても損はないのではないでしょうか。例えば「きみ、食べるか?」や「きみ、美味しそう」というと、誤解されるのではないでしょうか。

ながらまぢ

「ながらまぢ」という方言は「中途半端」という意味を指します。そのままの意味で、中途半端な様子を表す時に使用されるのではないでしょうか。

「なからまぢなことするな」ということを翻訳すると「中途半端なことをするな」という意味になります。

秋田の方言一覧【かわいい方言】

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前述までは秋田県で使用されることの多い方言として、紹介してきました。こちらの見出しでは、他県民が聞いても可愛いと思える秋田弁を紹介しましょう。

秋田弁はとても癖が強く、聞いていても理解が難しかったりすることもあるでしょう。そんな秋田弁ですが、聞いていてほっこりするような可愛い方言もあります。

秋田県民が使用する可愛い方言について紹介していきましょう。

ねねね

秋田方言の日常会話という部分で紹介した方言と同じものになります。そちらでも紹介したように、秋田県で使用される方言に「ね」というものがあり、この意味も一つだけではなく、いくつか意味を成しています。

「ねねね」の場合、「寝れないじゃん」という意味になります。一つ目の「ね」は「寝」、二つ目の「ね」は「無い」、三つ目の「ね」は「じゃん」という感じで区切ると分かりやすいでしょう。

最終的には動画でも紹介しているように「ねねばーねのにねれねねー」という「寝なきゃいけないのに寝れないじゃん」と「ね」のオンパレードです。

あべ

「あべ」という方言は「行こう」という意味になります。知らないと誰か探しているのかと思う人もいるでしょうが、「あべ~」と言われた際には、一緒に行こうと誘われていることになります。

「早くあべ!」や「さ、あべ」など言われた時は、あべさんを探すのではなく、行こうという意味と捉えて一緒に行ってあげましょう。

また「あべ」という方言は、少し可愛いと思う人も多いのではないでしょうか。

ちょす

「ちょす」という方言には多くの動詞が含まれています。「いじる」「さわる」「もてあそぶ」「からかう」「仲間割れさせる」という複数の意味があるため、その時の状況で判断する必要があります。

他にも「あやす」などでも使用されるため、悪い意味だけで捉えるというのはまた違うでしょう。例文として「ちょすな!」と言うと「触らないで!」となったりします。

ちょすというのはかわいい方言のような気もしますが、下ネタでも使用されることも多いため気を付ける必要があるでしょう。

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