目次
- ニンフォマニアとは
- 女性の異常な性欲
- 不特定多数の相手と性行為を繰り返す
- 女子色情症
- 多淫症
- 男性の場合サチリアージス
- ギリシャ神話のニンフが語源
- 色情症とは
- 性への欲求が異常に高ぶる
- 性衝動がコントロールできない状態
- 異常性欲型
- 好訴妄想型(妄想観念型)
- サチリアージスとは
- 高齢の男性に多く見られる
- カサノヴァ型
- ドンファン型
- ニンフォマニアの特徴
- 性行為の相手にこだわりがない
- 性行為によって気分を落ち着かせようとする
- 自慰行為の回数が多い
- 不倫・浮気が多い
- 不特定多数の相手と性関係を継続させる
- 性行為以外が疎かになり日常生活に支障をきたす
- ニンフォマニアになりやすい女性の特徴
- 不特定多数の相手と性関係を持っている
- ストレスをためやすい
- 寂しがり屋
- 後先を考えた行動が苦手
- 精神的に不安定
- ニンフォマニアになる原因
- 解明されていない
- 精神疾患の一つだと言われている
- 過去のトラウマ
- 何かしらの精神疾患を持っている
- 家族間のトラブル
- 性的虐待・性的トラブル
- ニンフォマニア治療方法
- 治療法としてはカウンセリングが一般的
- 抗うつ剤などの投薬治療
- 認知行動療法
- 他の性・精神疾患の治療法を取り入れる
- ニンフォマニアから考えられるリスク
- 離婚
- 失業
- 性犯罪
- 性感染症
- うつ病・その他精神疾患
- ニンフォマニアの研究は現在進行形である
通常、人は何かをしたいという衝動を自分でコントロールしながら生活しています。たとえば煙草を吸いたくなったりお酒を飲みたくなっても、電車の中で煙草を吸ったり仕事中にお酒を飲んだりしません。それはそのような衝動を自分でコントロールして抑えることができるからです。
しかし依存症と言われる人たちの中には、どうしても我慢できずにこっそり仕事中にお酒を飲んでしまったり、禁止されている場所でも煙草を吸ってしまうことがあります。
色情症も依存症的な側面があるので、同じです。性的な行為に対する衝動をコントロールできず、正常な頻度を超えて性行為を繰り返してしまうのです。
しかし依存症と言われる人たちの中には、どうしても我慢できずにこっそり仕事中にお酒を飲んでしまったり、禁止されている場所でも煙草を吸ってしまうことがあります。
色情症も依存症的な側面があるので、同じです。性的な行為に対する衝動をコントロールできず、正常な頻度を超えて性行為を繰り返してしまうのです。
異常性欲型
色情症は2つのタイプに分けることができます。その1つが異常性欲型です。異常性欲型とは、性欲が量的または質的に異常であることを言います。
量的な異常とは性欲を感じる頻度が通常の人に比べて多く、いわゆる性欲が強すぎる場合のことです。まったく性的なこととは関係ない状況においても突然性欲を抑えられなくなるといった場合は、この量的な異常に当てはまります。
量的な異常とは性欲を感じる頻度が通常の人に比べて多く、いわゆる性欲が強すぎる場合のことです。まったく性的なこととは関係ない状況においても突然性欲を抑えられなくなるといった場合は、この量的な異常に当てはまります。
一方質的な異常とは、性の対象となるものや性行為の目的、またはその内容に異常が見られることです。性の嗜好が正常ではなく、性的倒錯などのことを言います。
異常性欲型は性機能障害が原因となる場合もあり、認知症による脳機能障害や人間のリビドーを司る側頭葉や前頭葉へのダメージなどが原因とも言われています。
また、月経周期にともなるホルモン異常も関係しているという説もあります。
異常性欲型は性機能障害が原因となる場合もあり、認知症による脳機能障害や人間のリビドーを司る側頭葉や前頭葉へのダメージなどが原因とも言われています。
また、月経周期にともなるホルモン異常も関係しているという説もあります。
好訴妄想型(妄想観念型)
色情症のもう1つのタイプは好訴妄想型といわれるものです。好訴妄想型による色情症の特徴は、根拠もなく相手から愛されていると錯覚することです。
対象となる相手から愛されているという妄想により、相手に対する性欲が異常な亢進状態になることです。好訴妄想は、パラノイアなどの精伸障害の1つだとも言われています。
対象となる相手から愛されているという妄想により、相手に対する性欲が異常な亢進状態になることです。好訴妄想は、パラノイアなどの精伸障害の1つだとも言われています。
強い自己意識により、些細なことがきっかけで相手が自分のことを好きだと思い込んでしまうのです。たとえ会ったばかりの人で、相手にそのようなつもりがなくても、相手がとった行動がその人が自分を好きだからだ、という願望妄想を作り出してしまいます。
その結果、相手に対して性欲が高まり、知らない人とでも性行為をしてしまう結果になります。
その結果、相手に対して性欲が高まり、知らない人とでも性行為をしてしまう結果になります。
サチリアージスとは
女性の色情症をニンフォマニアという一方で、男性で性欲が異常な亢進状態にあることをサチリアージスと言います。男性の中にはいわゆるプレイボーイと言われ、常にいろいろな女性と浮名を流している人もいます。
ニンフォマニアに比べて男性の「女性遍歴」は、あまり色情症と結び付けて言われない場合もありますが、単なる女好きとは違い、異常な性欲の強さによるケースもあるのです。男性の色情症であるサチリアージスについて具体的に説明していきましょう。
ニンフォマニアに比べて男性の「女性遍歴」は、あまり色情症と結び付けて言われない場合もありますが、単なる女好きとは違い、異常な性欲の強さによるケースもあるのです。男性の色情症であるサチリアージスについて具体的に説明していきましょう。
高齢の男性に多く見られる
性欲というのは年齢とともになくなっていくものかというと、そうではないようです。よく、枯れた老人、などという言い方をしますが、実は高齢になっても男性の性欲は落ちません。
確かに体力的には低下するとはいえ、性行為への欲求はなくならないのです。さらに高齢になるにつれ、脳機能の障害などが原因で衝動や感情を抑えられなくなる脱抑制により、さらに性欲が高まる場合もあります。
高齢の男性の場合は、強い性欲に脱抑制という抑制機能の低下が加わるために、サチリアージスの症状が顕著に現れてしまうということなのでしょう。
確かに体力的には低下するとはいえ、性行為への欲求はなくならないのです。さらに高齢になるにつれ、脳機能の障害などが原因で衝動や感情を抑えられなくなる脱抑制により、さらに性欲が高まる場合もあります。
高齢の男性の場合は、強い性欲に脱抑制という抑制機能の低下が加わるために、サチリアージスの症状が顕著に現れてしまうということなのでしょう。
カサノヴァ型
サチリアージスにも2つのタイプがあります。カサノヴァ型とは、同時に複数の女性と性的な関係を持つタイプです。カサノヴァ型の語源となっているのは、18世紀に実在した術策家であり作家でもあるジャコモ・カサノヴァです。
ジャコモ・カサノヴァは女性遍歴が多く、そこからサチアージスのカサノヴァ型の語源の由来となっています。カサノヴァ型の男性にとって、相手となる女性に年齢、美醜などのこだわりはありません。
また、カサノヴァ型の特徴は、性行為において相手の快楽を優先し、相手を歓ばせることに尽力をつくすということです。一人の女性に絞ることはないので開放的な性の悦楽を求めているタイプです。
ジャコモ・カサノヴァは女性遍歴が多く、そこからサチアージスのカサノヴァ型の語源の由来となっています。カサノヴァ型の男性にとって、相手となる女性に年齢、美醜などのこだわりはありません。
また、カサノヴァ型の特徴は、性行為において相手の快楽を優先し、相手を歓ばせることに尽力をつくすということです。一人の女性に絞ることはないので開放的な性の悦楽を求めているタイプです。
ドンファン型
もう1つのタイプはドンファン型と言います。こちらも17世紀の伝説上のプレイボーイ、ドン・ファンが語源の由来となっています。
カサノヴァ型が同時に多数の女性と関係を持つことに対し、ドンファン型は1人の相手に対して理想と快楽を求めるタイプです。ですから、性行為を行うのは特定の1人だけです。
カサノヴァ型が同時に多数の女性と関係を持つことに対し、ドンファン型は1人の相手に対して理想と快楽を求めるタイプです。ですから、性行為を行うのは特定の1人だけです。
しかしドンファン型が求める理想というのは自分が創り出した理想であるため、相手の女性に対してその理想がかなわないと分かった場合、次の相手を求めて女性を渡り歩く、という特徴があります。
一度に複数の女性と関係を持つことはなくとも、結果的に多数の女性と関係をもつことになるため、正常な性欲を逸脱しているということになるのです。
一度に複数の女性と関係を持つことはなくとも、結果的に多数の女性と関係をもつことになるため、正常な性欲を逸脱しているということになるのです。
ニンフォマニアの特徴
ニンフォマニアは女性の色情症のことであるということを説明してきました。また色情症についても具体的に述べましたが、では、ニンフォマニアの女性にはどのような特徴があるのでしょうか。
ニンフォマニアの女性の特徴について具体的に解説していきます。
ニンフォマニアの女性の特徴について具体的に解説していきます。
性行為の相手にこだわりがない
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