2019年7月17日 更新

最初はグーを考えた人は誰もが知るあの人!じゃんけんの起源を解説

ジャンケンをする時「最初はグー」の掛け声から始まるのは定番ですが、この最初はグーをはじめに考えた人が誰か割と知っているという人も多いですが、ジャンケンの起源ともなると知らない人も多いです。この記事では、最初はグーを始めた人、ジャンケンのルーツを紹介します。

大阪の掛け声は「い〜んじゃ〜んで、ほ〜い」です。リズムに乗ってじゃんけんします。割とのんびりしたリズムです。関西地方では言葉は違えどほとんどがこのようにリズムに乗ってじゃんけんをします。なので、アイコのときも「あ〜いこ〜でしょ!」となります。早口でのじゃんけんの場合は「最初はグーいんじゃんほい!となります。基本「いんじゃん」は変わりません。

また大阪には大阪じゃんけんというものがあって「大阪じゃんけん、負けると勝ちよ、じゃんけんぽん!」という独特のじゃんけんがあります。掛け声の通り、負けが勝ちとなります。別名「深川じゃんけん」ともいいます。

北海道

Hokkaido Japan Natural - Free photo on Pixabay (456203)

北海道はとにかく大きいので地域別でじゃんけんの掛け声が異なります。では地方別に見ていきましょう。
空知地方の一部=「おいやっ、ぺ!」最初はグーの時は「あいけん、ぐー!」
十勝地方=「じゃんけん、ほい」(平成1桁時代は「じゃんけんじゃがいも北海道」という掛け声も。
その他地方=「じゃんけん、しょ!」
大まかに分けるとこの様になってます。また、北海道では「グー、チョキ、パー」を「グー、チー、パー」というようです。ちなみにあいこは「えー、ぺっ!」が空知地方の一部地域、残りは普通に「あいこでしょ」となります。

神奈川

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神奈川の掛け声は「じっけっぴ!」です。横浜では「じっけった!」となります。また、最初はグーのときは「最初はグー、またまたグー、いかりや長介あたまはパー、正義は勝つとは限らない(手を横に振る)じゃんけんポリポリ(頭かく)カトちゃんぺ!」でじゃんけんしていたこともあるようです。これはドリフの使いまわしとなるでしょう。

ちょっと言葉はあれですが、「じゃんけんぽっくりげた、馬のクソ!」というか掛け声もあるようです。またグッパーで分かれるときは横浜は「グッチッチー」湘南は「グッチョッパー」金沢区では「うらおーもーてー、てってって」となります。

愛知

Nagoya Japan Japanese - Free photo on Pixabay (456254)

愛知の掛け声は「じっけった!」「いんちゃんほい!」「いんちゅんせ!」です。ただし、最近は「いんちゃんほい」の掛け声を知らない人も、増えてきているようです。 名古屋ではチョキのことをピーと呼びます。 愛知県名古屋市のローカルルールのようです。 名古屋での掛け声は「 じゃんけんパー、あいこでピー」といいます。基本チョキはピーなのでグー、チョキ、パーも グー、ピー、パーとなります。

ここでグリコを思い出してください。階段でじゃんけんし、グリコに合わせて登っていくゲームですが、大抵はチョキは「チョコレート」になります。しかし名古屋では「ピー」なので「ピーナッツ」となります。掛け声が違うと言葉も変わるようです。

福岡

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福岡の掛け声は地域別で別れます。
博多=「じゃいけん、しっ!」
福岡市=「じゃーいけーん、出さんが負ーけ、もーんーくーなーし!し!」
久留米市=「じゃいけん、ぽい!」
小倉=「じゃぁんけーん、どっこいし!」
西新=「じゃーんけーん、出さんがまーけ、もんくなし、あらどっこいしょ」
等他にもたくさん独特の掛け声が存在します。基本はどこも「じゃんけん」が「じゃいけん」になることが多いです。九州では基本「じゃんけんぽん」のぽんの部分が変るだけという所が多いですが福岡では少し独自の進化があります。

そもそもじゃんけんはどうやって生まれた?

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あくまではじゃんけんの掛け声などを紹介してきたわけですが、そもそもじゃんけんはどうやって生まれたのでしょうか? 何か決めるとき、何気なく交わすじゃんけん。誰かに教えられたわけではないけど、なんとなく知っているのがじゃんけんです。

じゃんけんをするとき、いつからやってたか、どこから来たのかなんて考えたこともないのではないでしょうか。でも、すべての事柄には必ず何かのキッカケがあります。では、じゃんけんはいつ誕生し、どこで生まれたのかを紹介します。

じゃんけんが誕生したのはいつ?

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今の形のじゃんけんが誕生したのは江戸時代後半から明治時代初期頃です。そして明治文化が花開いたと同時に、世界に広まったとされています。じゃんけんが誕生したのは中国だという意見もありますが、正式にはじゃんけんではなく「三すくみ拳」で、今のじゃんけんのもととなったのは日本です。

もとの形となったのは平安時代の「虫拳」「本拳」と呼ばれる拳遊びで指の形も違いましたが、じゃんけんのもととなるものだと言われています。

じゃんけんはどこで生まれた?

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今の形のじゃんけんが誕生したのは日本です。中国が発祥とも言われていますが、「グー(石)チョキ(ハサミ)パー(紙)」のじゃんけんは日本発祥と言えます。ただし、これには今も明確な答えがあるわけではありません。実は定義が定かではないのです。

日本じゃんけん協会でも「今のじゃんけんは日本発祥」と位置づけていますが、そもそもじゃんけんの起源が日本とは明確にしてはいません。なので中国の「三すくみ拳」がじゃんけんの起源だという説も否定してはいません。世界には昔からその国独特の「拳遊び」があったため、未だ正式には解明されていないのでしょう。

世界のじゃんけん 

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では、ここからは世界のじゃんけんを見ていきましょう。日本では掛け声は違えど「グー、チョキ、パー」で勝負が決まります。しかし世界に目を向けるとそもそも「グー、チョキ、パー」の形さえないものもあります。国によっていろんな手の形、掛け声があります。

ここからは4つの国のじゃんけんを紹介します。日本のじゃんけんと同じででも、ちょっと違うじゃんけんや全く違うじゃんけんなど国によって色々と違い面白いです。これらを知ったら他の国のじゃんけんが気になること間違いなしです。

アメリカのじゃんけん

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アメリカのじゃんけんはRock(岩)paper(紙)scissors(ハサミ) の名前で親しまれています。基本日本のルールと一緒なのですがより複雑化した手が加えられることもあるそうです。 その種類の数は現時点で101種類。さらに増えているそうです。

割と知られている手の一つに一つにダイナマイトというものがあります。これはグーの状態で親指を立てたものでグーには勝つがチョキには負けるという手があります。 このように独自のルールが発達していて今では約101種類あると言われています。

中国のじゃんけん

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