2019年7月17日 更新

最初はグーを考えた人は誰もが知るあの人!じゃんけんの起源を解説

ジャンケンをする時「最初はグー」の掛け声から始まるのは定番ですが、この最初はグーをはじめに考えた人が誰か割と知っているという人も多いですが、ジャンケンの起源ともなると知らない人も多いです。この記事では、最初はグーを始めた人、ジャンケンのルーツを紹介します。

中国のじゃんけんは剪刀(ジェンタオ=はさみ)石头(シートウ=石)布(プー=布)の形で 親しまれています。パーが布というところ以外は日本と同じです。掛け声は「剪刀石头布(ジェンタオ.シートウ.プー!)」というようです。「石头」は「石頭」と同じ表現です。。

中国の場合は台湾と中国本土で掛け声が少し異なります。「石頭剪子布(シートウ、ジェンズ、ブ)」は主に中国大陸で使われていて「剪刀石头布」は台湾で使われています。どちらでも意味は通じます。

インドネシアのじゃんけん

Lagoon Dugout Canoe Paddling - Free photo on Pixabay (459467)

インドネシアのじゃんけんは日本のじゃんけんと全く異なります。まず、グーチョキパーの概念はありません。親指、人差し指、小指を使ってじゃんけんをします。 親指は「象」を表し、人差し指は「人」を、小指は「蟻」を表します。

象は人に勝って蟻に負ける、人は蟻に勝って象に負ける、蟻は象に勝って人に負ける。これがルールになります。象>人は 象は人より力があるから、人>蟻は人は蟻より大きく踏み潰せるから、蟻>象は蟻は象の耳から侵入することができるからという理由です。

フランスのじゃんけん

Eiffel Tower Long Exposure Lights - Free photo on Pixabay (459473)

フランスのじゃんけんは出す手が4種類あります。その種類は石、井戸、木の葉、はさみの4種類。日本のグーが石、チョキがハサミ、パーが木の葉、ここまでは同じですが、これに人差し指と親指で輪っかを作った井戸という手があります。

ルールは井戸は石とハサミに勝ち、ハサミは木の葉に勝ち、木の葉は井戸と石に勝ち、石はハサミに勝ちます。掛け声は「グー、チョキ、パー、ピュイ」となります。この「ピュイ!」が日本のじゃんけんにはない、井戸の手になります。

いろいろな掛け声やサインの起源

Road Start Beginning - Free image on Pixabay (463104)

ここまでは最初はグーについて紹介してきました。では、この様に今は当たり前に使われている掛け声、他にもあるのか気になりませんか?もちろん、たくさんあります。普段、何気なく使ってる掛け声は必ず何処かに起源があり、そこから流行し、今当たり前に使われるようになっているのです。

例えば、写真を取るときのポーズや試合に勝ったときに何気なく出るポーズ、どれも起源はきちんとあります。では、ここからは今は当たり前に使われるようになった「言葉」を一つずつ見ていきましょう。

ピース

Golden Gate Bridge Women Back - Free photo on Pixabay (463113)

写真を撮るとき何気なく使う「ピース」もちろんピースにも由来はあります。ピースサインが誕生したのは「百年戦争」です。当時イングランドの弓兵は強敵でフランス軍はかなり苦戦しました。なので捕えたイングランド兵の指を二度と弓が引けないように切り落としました。

これに対抗したイングランド兵は「切り落とせるものならきり落としてみろ」とピースしたそうです。また、無事に帰還した意味もこもっていたとも。その後ベトナム戦争時代に反戦デモで平和の願いとしてピースサインが普及していったと言われています。

ガッツポーズ

I'M Happy Joy Success - Free image on Pixabay (463118)

何かの勝負に勝ったときに何気なく使ってる「ガッツポーズ」このガッツポーズの生みの親は「ガッツ石松」さんです。わりと知っている方も多いのではないでしょうか。1974/4/11東京の日大講堂で行われたWBC世界ライト級王座でガッツ石松さんが王座を奪取したときに両手を上げて喜びのポーズを表したときのポーズに柏英樹記者が名付けたことが由来とされています。

また、ガッツポーズの由来は諸説ありこれが絶対正しいとは断定できません。ただ、世間ではこれが浸透しているようです。ちなみにガッツポーズを使う場所には気をつけましょう。神聖な場所でやると顰蹙をかいます。

はい、チーズ

Photographer Tourist Snapshot - Free photo on Pixabay (463126)

写真を撮る時の掛け声「はい、チーズ」 この言葉は英語にすると「Say,cheese!」チーズと言って!という言葉になります。最初にこの言葉を使ったのはカメラの発祥国であるフランス。フランスはチーズ大国でもあります。その影響から写真を撮るとき、取る側が「Say,cheese!」と合図を出し、取られる側が「Cheeses!」と返す風習がありました。

そして、1963年に日本で雪印のチーズのCMがキッカケとなり広まりました。 この時の雪印のキャッチコピーは「あなたもチーズと言いましょう。チーズは笑顔を作ります」です。

せーの!

People Hands Achievement - Free photo on Pixabay (463133)

勢いをつける時や何かを一緒にする時に掛け声で「せーの!」といいます。このせーの!も、もちろん由来があります。この言葉の語源はフランス。フランス語の「hisser(引き上げる)」からきています。明治政府が軍隊を作ったとき海軍がヨーロッパ諸国の中でもフランスを真似たことからきています。

フランスでは帆船の帆を張るとき「イセー!イセーー!」と言いながら引っ張ります。その言葉を海軍用語として取り入れ、使用している間にイセーがいっせーにいっせーがいっせーのに、そしてせーのに変わっていったと言われています。

マジ?!

Woman Presentation Poster - Free photo on Pixabay (464006)

今でも普通に使われる「マジ?!」という言葉。若者言葉の様に聞こえますが、以外に実は江戸時代にはすでに使われていました。語源は諸説ありますが1番有力候補は「真面目」の省略だと言われています。歌舞伎の世界でも「マジ」という言葉が出てくるのですが当時の業界用語と言えるものです。

「真面目」という言葉も、「瞬ぐ」から来ていると言われていて、まじまじと見る=瞬きせず真剣に見るというところから「真剣=マジ」という意味に広がったのではないかという説があります。

最初はグーの歴史は比較的新しかった

Children'S Female Police - Free photo on Pixabay (464041)

最初はグーの歴史は意外と新しいことがわかったでしょうか。普段何気なく使っている言葉にもそれぞれ機起源があり、突き詰めていくと面白い発見があったりします。今回紹介したもの以外にも普段当たり前に使っている言葉は誰かが作り、広めたものが多いでしょう。

流行語を発信することの多い芸人さんのワンフレーズ、次々と新しい言葉を生む出す女子高生、これからも次々と新しい言葉が生み出され当たり前に使われていくのが楽しみです。

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