目次
- 伊勢神宮と出雲大社は繋がりがある?
- 伊勢神宮と出雲大社の違い
- ご祭神が違う
- 参拝方法が違う
- 社号が違う
- 出雲大社のほうが古くからある
- 伊勢神宮と出雲大社の関係は?
- ご祭神の祖先が同じ
- 大和王権と1本のラインで繋がる
- 常に対局軸にある
- 伊勢神宮と出雲大社はどちらが格上?
- 社格は出雲大社が上
- どちらも他の神社とは比較できないほど格上
- 総合すると同等の格
- 伊勢神宮と出雲大社は対立関係にある?
- 伊勢神宮と出雲大社は両参りが基本?
- どちらを先に参る?
- 両参りのツアーもある
- 伊勢神宮と出雲大社のアクセス
- 伊勢神宮
- 出雲大社
- 伊勢神宮の口コミ
- 神秘的な佇まい
- ツアーで参拝
- 出雲大社の口コミ
- 神在祭に参加
- 素晴らしいの一言です
- 伊勢神宮も出雲大社も日本を守る偉大な場所
畿内地方(きない ちほう=奈良県、京都府南部、大阪府、兵庫県南東部)を支配していた大国が大和王権です。
出雲と伊勢を地図上でまっすぐ結んだ線上に、この大和王権があります。
この大和から見ると伊勢は「東方」に位置します。
”東”は日が昇る方向で「生を象徴する方位」と信じられていました。
対して出雲は大和から見て「西方」に位置します。
”西”は反対に日が沈む国で「死者の国がある方位」とされていました。
そして伊勢神宮のご祭神である「天照大神」は天上を統べる天津神であり、出雲大社のご祭神である「大国主命」は地上を支配していた国津神です。
東と西、生と死、天上と地上のように、常に対局軸にあるようです。
出雲と伊勢を地図上でまっすぐ結んだ線上に、この大和王権があります。
この大和から見ると伊勢は「東方」に位置します。
”東”は日が昇る方向で「生を象徴する方位」と信じられていました。
対して出雲は大和から見て「西方」に位置します。
”西”は反対に日が沈む国で「死者の国がある方位」とされていました。
そして伊勢神宮のご祭神である「天照大神」は天上を統べる天津神であり、出雲大社のご祭神である「大国主命」は地上を支配していた国津神です。
東と西、生と死、天上と地上のように、常に対局軸にあるようです。
伊勢神宮と出雲大社はどちらが格上?
via pixabay.com
日本の東と西でそれぞれ有名な神社である「伊勢神宮」と「出雲大社」ですが、どちらの方が格上なのか気になった事があるのではないでしょうか。
どちらも死ぬ前に一度はお詣りしたいと、思われている方が多い神社の1つではないかと思います。
そんなそれぞれの神社について比較しながら、どちらの方が格上なのか?検証していきましょう!
どちらも死ぬ前に一度はお詣りしたいと、思われている方が多い神社の1つではないかと思います。
そんなそれぞれの神社について比較しながら、どちらの方が格上なのか?検証していきましょう!
社格は出雲大社が上
平安時代から昭和に廃止されるまで、日本には「社格」と呼ばれる神社のランク付けのような制度があったそうです。
「延喜式」という平安時代に編纂された格式のわかる資料には2861社もの神社が記載されているのですが、それらを「式内社(しきないしゃ)」と言い格式の高い神社として位置づけられています。
反対に記載されていない神社を「式外社(しきげしゃ)」と呼ばれていたようです。
この社格の上では、「出雲大社」の方に軍配が上がるようです。
「延喜式」という平安時代に編纂された格式のわかる資料には2861社もの神社が記載されているのですが、それらを「式内社(しきないしゃ)」と言い格式の高い神社として位置づけられています。
反対に記載されていない神社を「式外社(しきげしゃ)」と呼ばれていたようです。
この社格の上では、「出雲大社」の方に軍配が上がるようです。
どちらも他の神社とは比較できないほど格上
社格では「伊勢神宮」より格上の「出雲大社」に対して、「伊勢神宮」は皇室の氏神である”天照大神”を祀られている為か、歴史的にも皇室・朝廷の権威との結びつきが強いこともあって「別格」の扱いであり、社各制度の枠よりも高い位置にあるとされてきたようです。
要するに、「伊勢神宮」は比較対象に含まれない特別な神社であると言えますし、「社格」という枠に当てはまらないということになります。
要するに、「伊勢神宮」は比較対象に含まれない特別な神社であると言えますし、「社格」という枠に当てはまらないということになります。
総合すると同等の格
via pixabay.com
太平洋戦争後にGHQによってこの”社格制度”が廃止された為、厳密に言えばどこの神社が格上だとか格下だとかという順位は付けられていません。
しかし、長年このような制度が存在した為、人々の意識の中にはこのような格付けが残っていると言えるようです。
ですが、「神宮」と言えば「伊勢神宮」を指すほど別格な「伊勢神宮」と、神無月には全国から八百万の神々が集うことでも有名な「出雲大社」は、どちらも同等に格の高い神社と言えるのではないでしょうか。
しかし、長年このような制度が存在した為、人々の意識の中にはこのような格付けが残っていると言えるようです。
ですが、「神宮」と言えば「伊勢神宮」を指すほど別格な「伊勢神宮」と、神無月には全国から八百万の神々が集うことでも有名な「出雲大社」は、どちらも同等に格の高い神社と言えるのではないでしょうか。
伊勢神宮と出雲大社は対立関係にある?
via pixabay.com
「伊勢神宮」と「出雲大社」の対立というより、「天照大神」対「大国主命」を巡る対立があったと言った方がわかりやすいでしょうか。
これを語る際に欠かせない人物の一人が「千家 尊福(せんげ たかとみ)」であり、出雲大社の宮司を務める出雲国造家に生まれ、神道大社派を創始し、後に神道大社教に改称し管長に就任するなど、教派神道たる出雲大社教の礎を築いたという人物です。
そしてこの対立とも言われる論争の要が、顕幽論(天照大神→天皇へと繋がる系譜(「天」・「顕」中心、「伊勢」中心)を重視した本居宣長と、素盞嗚命→大国主神へと繋がる系譜(「地」・「幽」中心、「出雲」中心)を重視した平田篤胤です。
明治期の祭神論争は勅裁(明治天皇の勅命)によって、「伊勢派」が勝利して終わります。
これを語る際に欠かせない人物の一人が「千家 尊福(せんげ たかとみ)」であり、出雲大社の宮司を務める出雲国造家に生まれ、神道大社派を創始し、後に神道大社教に改称し管長に就任するなど、教派神道たる出雲大社教の礎を築いたという人物です。
そしてこの対立とも言われる論争の要が、顕幽論(天照大神→天皇へと繋がる系譜(「天」・「顕」中心、「伊勢」中心)を重視した本居宣長と、素盞嗚命→大国主神へと繋がる系譜(「地」・「幽」中心、「出雲」中心)を重視した平田篤胤です。
明治期の祭神論争は勅裁(明治天皇の勅命)によって、「伊勢派」が勝利して終わります。
伊勢神宮と出雲大社は両参りが基本?
江戸時代には特に人気のあった「伊勢参り」ですが、庶民にとってはやはり大金がかかってしまう為、「一緒に一度はお伊勢参りをしたい」というような言葉が生まれたのかもしれません。
現代でも一度は訪れてみたいと思われる方が多い両神社ではないかと思いますが、どちらを先にお詣りすれば良いのか気になるところではないでしょうか。
現代でも一度は訪れてみたいと思われる方が多い両神社ではないかと思いますが、どちらを先にお詣りすれば良いのか気になるところではないでしょうか。
どちらを先に参る?
「格」のお話をご紹介しましたので、どちらかを先にお詣りしないと失礼にあたるのでは?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご安心下さい。
どちらを先に参拝されても全く問題ないようです。
昔から”自宅より近い神社に参拝すると良い”という考え方があったようなので、どちらか迷われているようであればご自宅から近い方の神社から参拝されると良いかもしれません。
ご安心下さい。
どちらを先に参拝されても全く問題ないようです。
昔から”自宅より近い神社に参拝すると良い”という考え方があったようなので、どちらか迷われているようであればご自宅から近い方の神社から参拝されると良いかもしれません。
両参りのツアーもある
今日はこちらの神社に行ってきました!なんでも出雲大社とセットで両参りするとご利益がアップするらしいです(出雲大社には行ってないw)近くまで来たからベタ踏み坂の近くまで行きました。テレビで見るほどたいして勾配なかったなぁ…
— まっきー♪🍀(´・ш・)💖.•*¨*•.¸¸💖 (@Ryohinamaki) January 10, 2020
次は両参りしよ。 pic.twitter.com/eumoQi0OIU
どうせなら、”両方一緒にお詣りしたい!!”という欲張りな貴方の為に、「両参りツアー」があるのはご存知でしょうか。
今は本当に便利な世の中だなぁと感じずにはいられませんが、一遍にお詣りできたら便利なのではないでしょうか。
筆者がサクッと調べたところによると10万円前後はしますが、それぞれ神社以外にも楽しめる土地ではありますから、行く価値はあると思われます。
今は本当に便利な世の中だなぁと感じずにはいられませんが、一遍にお詣りできたら便利なのではないでしょうか。
筆者がサクッと調べたところによると10万円前後はしますが、それぞれ神社以外にも楽しめる土地ではありますから、行く価値はあると思われます。
伊勢神宮と出雲大社のアクセス
via pixabay.com
両方一緒にお詣りできれば一番楽ではありますが、場所も離れていますし貴方の出発地点によってはアクセスが難しいということもあるかもしれません。
ですから別々にお詣りしたいという方の為にも、それぞれの交通手段をご紹介したいと思います。
お好みの交通手段で、日本時であれば是非とも一度はお詣りされてはいかがでしょうか。
ですから別々にお詣りしたいという方の為にも、それぞれの交通手段をご紹介したいと思います。
お好みの交通手段で、日本時であれば是非とも一度はお詣りされてはいかがでしょうか。
伊勢神宮
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