2019年6月12日 更新

岡山地底湖行方不明事件の真相! 白米美帆たちの不可解な行動とその後

2008年に起きた岡山地底湖行方不明事件。洞窟探検サークルの男子学生の1人が、行方不明となり未だ未解決事件として扱われています。事件当時の流れや、その後の不可解な行動など多くの疑問を残す事件となりました。謎が多く残るこの奇妙な事件を徹底解析です。

目次

まずネット上で挙がったのが、洞窟探検サークルのメンバーによる殺害説です。サークルメンバー内で恋愛関係になりやすいため、揉め事も起きやすい状況だったのも想像できます。

命綱などをつけずに服のまま入水し、短時間で彼を探すのを切り上げて鍾乳洞から出てしまう流れを見るとメンバー全員での計画された犯行なのではないかという説があがってしまうのも、致し方ありません。

現在は見られない名倉祐樹さんのブログでは、洞窟探検サークル内に付き合っていた人物がいたのではないかとも言われています。部長・副部長が女性ということから、痴情のもつれから起きてしまった事故という線がネット上では挙がっているようです。

酔っぱらっていた説

Addict Homeless Tramp - Free photo on Pixabay (367482)

先述しているように、このサークルでは各地の鍾乳洞で飲み会を開いていたという実態が明らかになっています。この事件当日も、お酒を飲みながら乱痴気騒ぎをしていたとしてもおかしくありません。

この日もサークル内でお酒を飲み、度胸試しのような悪ふざけの延長や罰ゲームの一環として入水したことも考えられます。岸から見ている側もお酒を飲んでいる可能性があるため、ここまで重大な事件になるとは思いもよらなかったのではないでしょうか。

入水して地底湖の奥にタッチして戻ってくるという風習もあったことから、この日も同じようなことをして事件が発生したと考えられています。お酒を飲んで冷たい水に入水すれば、体力に自信がある人でも危険であるに違いありません。

報道の通り事故

Woman Face Bullying - Free photo on Pixabay (367501)

少し可能性は低い気がしますが、報道されている通り事故という可能性も捨てきれません。万全の準備はしっかりと行い、日咩坂鍾乳穴には調査目的で入洞し、同じく調査をする目的で地底湖に服を着たまま入水し事故にあってしまったという線です。

しかし本当に事故であれば、記者会見を頑なに拒む必要がありません。安全対策を行っていたことをしっかりと説明し、これからの対策を話せば、さまざまな憶測を呼ぶことはないはずです。

そして本当に事故であれば、何としても名倉祐樹さんを助けようとします。その場に残り捜索を続けるメンバー、救助を求めに行くメンバーと分かれるのが普通ではないでしょうか。残念ながら可能性としては、考えづらい可能性のひとつです。

白米美帆や伊藤智子の現在は?

Person People Two - Free photo on Pixabay (367519)

不可解な事件を起こした洞窟探検サークルの中心人物である部長・白米美帆と副部長・伊藤智子は、事件に関する追求を受けないまま社会人となりました。事件を隠蔽するかのようにネット情報を改ざんや消去したと思われるこの2人は、現在どのように生活しているのでしょうか。

謎が解明されていないニュースなだけに、今でもこの2人については話題に挙がっています。現在分かる範囲での、2人のど現在をまとめてみました。この2人により、事件の概要が説明される日が来ることを願うばかりです。

このままでは名倉祐樹さん本人も、遺された家族も浮かばれません。

人形劇団体に在籍?!

Water Puppet Vietnam - Free photo on Pixabay (367529)

岡山地底湖行方不明事件が起きた当時の洞窟探検サークル部長だった白米美帆は、人形劇団京芸に所属しているようです。この人形劇団は創立70年にもなる歴史ある劇団。2019年1月の時点でも、劇団員メンバーに含まれています。

これが発覚したのは、人形劇団京芸のホームページ内の団員日誌。日誌内で白米美帆という同姓同名の名前が出た上に、洞窟探検が趣味と出ていたことから問い合わせがあったようです。

この問い合わせ以降、否定されずにコメント欄は閉じられ趣味項目も削除されたため、疑惑から確信に変わりつつあります。本人であることが事実であれば、趣味に「洞窟探検」と書いてしまうことに疑問を感じざるを得ません。

伊藤智子の所在は不明

Person Adult Walking - Free photo on Pixabay (367536)

洞窟探検サークルのホームページから白米美帆と共に名前を消し、一切の取材や記者会見にも応じなかった副部長・伊藤智子。事件に繋がりそうなブログ内容を削除するなど、この人物の行動も謎が残ります。

伊藤智子の現在については所在不明です。同姓同名も多いため関係者しか知りえない情報といえるでしょう。事件の真相も追求されずに、事故として扱われてしまった岡山地底湖行方不明事件。不可解な謎が多く残りますが、責任を追求されずに、捜索終了してしまった現在では、謎は闇に葬られたままです。

行方不明者遺体の行方は?

Man Dead Death - Free image on Pixabay (367563)

日咩坂鍾乳穴は諏訪洞と繋がっていると言われています。そのことから、事件当時から名倉祐樹さんは日咩坂鍾乳穴の支流に飲み込まれて諏訪洞へと流されてしまったのではないかという説がありました。

2014年2月には諏訪洞の最深部から、ボロボロになった衣服が見つかりました。これは名倉祐樹さんの衣服と言われています。しかし事件から10年経った今でも遺体は見つかっていません。彼の遺体は日咩坂鍾乳穴、もしくは諏訪洞の底に今も沈んだままと思うと心が痛みます。

1986年の地底湖行方不明事件

Cave Dragon'S Lair Mallorca - Free photo on Pixabay (367578)

以前、地底湖から男子学生の遺体が発見されたという報道があり、岡山地底湖行方不明事件の行方不明者・名倉祐樹さんではないかと勘違いしてしまった人もいました。しかしこの遺体が見つかったのは、岡山県とはほど遠い東京都でした。

もちろん名倉祐樹さんではありませんでした。過去にも別な場所で地底湖において行方不明事件が発生していたのです。神秘的な場所が多い地底湖は、危険と隣り合わせ。準備をしっかりと行い知識を備えた上で挑まないといけないことを忘れてはいけません。

遺体が発見された地底湖行方不明事件について紹介します。

東京都奥多摩町で遺体発見

Hand Fear Despair - Free photo on Pixabay (367583)

2011年11月に東京都奥多摩氷川にある鍾乳洞で、白骨化された遺体が発見されました。水深23メートルの地点で岩と岩の隙間に挟まり、ダイバースーツを着用して水中ボンベをつけた状態だったそうです。

発見したのは鍾乳洞の調査をしながら行方不明者を探していたダイバー・八木富行さん。遺体を見つけてもすぐに引き上げるのは難しく、警察に届け出て後日改めて遺体が引き上げられました。

この鍾乳洞の地底湖は「聖穴」とも呼ばれていて、ダイビングスポットとしても有名な場所です。場所によっては危険な場所や視界が悪くなる場所もあります。

25年前の不明者だと判明

Pocket Watch Time Of Sand - Free photo on Pixabay (367586)

奥多摩の地底湖で発見された遺体は、1986年10月にこの場所で行方不明となった当時上智大学4年生の朴俊鉄さんということがDNA調査で明らかになりました。朴俊鉄さんは大学のダイビングクラブ海洋生態研究会に所属していて、この日は探索目的で、仲間4人と入洞していたようです。

ダイビング中に命綱が切れ、そのまま行方不明となってしまいました。遺体を調べたところ不自然な外傷などが見られなかったため、証言通り不慮の事故として扱われています。

25年という長い年月が経ってから発見される場合もあることを考えると、日咩坂鍾乳穴で行方不明になった名倉祐樹さんも遺体が見つかる可能性もあります。それがいつになるかは分かりませんが、それが事件の真相へと近づくきっかけとなる可能性となるはずです。
Fog Mist Golden - Free photo on Pixabay (381643)

朴俊鉄さんは事件当時、この聖穴の未知の世界に引き込まれた1人でした。この鍾乳洞には水深4メートルの第一地底湖、その更に先に第二地底湖と2つの地底湖があります。

4人で休憩中に朴俊鉄さんだけが1人で第二地底湖に潜り、いつまでたっても戻ってこないメンバーが心配して命綱を辿ってみたものの、途中で切れていて朴俊鉄さんと繋がっていなかったようです。

事故発生当時はポンプで水を抜くなどして、捜索をしたにも関わらず朴俊鉄さんを見つけられず捜索は打ち切りとなりました。25年もの時が経ち、遺体が発見されたというニュースは家族だけではなく仲間にとっても、救われたことでしょう。

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