2019年7月13日 更新

男性専用車両はなぜできない?性別専用車両の成り立ちと問題点とは

女性専用車両は存在していますが何故男性専用車両は無いのでしょうか。女性専用車両にはなぜか反対意見があります。女性のように署名を集めることで男性専用車両は実現出来るのか、また性別専用車両にすることでどのようなデメリットがあるのかも同時に見ていきたいと思います。

目次

痴漢と聞くとほとんどの人が男性が加害者だと思うと思いますが実は女性が男性を痴漢するという事件が世の中にはあります。満員電車内で股間を掴まれたという事案もありました。

日本でも電車で女性に痴漢をされたと相談しているケースがあります。しかしこのような場合男性は中々女性を訴えることが出来ません。

痴漢は男性がするものだという決めつけが暗黙であるからです。また訴えても逆に痴漢を擦り付けられることがあり、完全に男性が不利になってしまうからです。

このような問題から男性を守ることはいくら法律で定めても実際には役に立ちません。なので男性は泣き寝入りをするしかないのです。

女性専用車両は女性でも反対意見がある

Good Bad Opposite - Free photo on Pixabay (472588)

女性が立ち上がり女性を守るために出来た車両があるにも関わらず女性からも反対意見があるのはなぜなのでしょうか。

確かに完璧だとは言いにくい状態かもしれませんが、それでも何とか改善していく事でもっと実用的な専用車両になるのは分かっていますが、中々思うようには進んでいないのも事実です。

長い目で見ていく必要がある中で、女性から出る反対意見とはどんな内容のものなのか見ていきたいと思います。短絡的な反対なのか長期的な反対なのかでまた見方が変わってくるかもしれません。

女性を隔離しても一部男性の歪んだ性衝動は改まらない

Woman Desperate Sad - Free photo on Pixabay (475586)

この反対意見はあくまで今現在の専用車両に対する反対と不安になります。

女性を隔離と書いてありますが、完全な隔離にはなっていない為矛盾が生まれているという事になり、この問題を解決するためには男女を完全に分ける必要が出てきます。

しかしそのようにするには資金面や利用面にも大きなデメリットが生じるために実行されない状態になっています。また例えそのような車両が出来たとしても構内における痴漢までは防げません。

対策を立てればそれを回避してまで犯罪を犯す人が出てくるのも事実で、解決は中々難しい問題になります。このことを分かっている女性はやはり意味が無いという意味で反対になっているのではないでしょうか。

任意乗車などで余計なトラブルが発生する

Chance Equality Equal - Free photo on Pixabay (475596)

この専用車両は人のモラルでできています。いくら女性専用を謳っていても中身には強制性がありません。勿論人の目を気にしたり、トラブルに巻き込まれたくない男性は利用しようとは思いませんが、全員がそうであるともいえません。

また付き添いの男性なども乗ることができますが、やはり女性の目線が痛いという事実があります。

今の世の中は何がトラブルの原因になるか分からないのでこのような中途半端な受け入れはトラブルの原因になりやすく、そのような事に巻き込まれたくない女性もいるという意見になります。

女性全てに敵意を向けられる恐怖

Fantasy Spirit Nightmare - Free photo on Pixabay (475601)

男性の中には専用車両に対して敵意を持っている人もいます。これは色々な人がいるのでそう思う男性が悪いと言う風に決めつけることは出来ません。

しかし女性の中にはそのように思われてしまう事に恐怖感を抱いている人もいます。そのような気持ちになるといくら目の前に女性専用車両があっても利用しにくくなり使う事が出来なくなります。

気にしすぎだという人もいますが、。先程も書いたように何がトラブルになるか分からないという事もあるので決して気にしすぎと言うわけでもありません。

このように男性と女性の扱いを分けることで解決されることもあれば新しく生まれる問題もあるという事が反対の理由になります。

なぜ男性専用車両が導入されないのか

Man Portrait Gloomy - Free photo on Pixabay (475606)

女性の専用車両があるのであれば男性専用車両があってもおかしくはありません。しかし、なぜこの長い歴史の中で一度もそのような車両が出来たことが無いのでしょうか。

片方を守ればもう片方は放置していて問題なしと言うような状況は男女平等を押し付ける割には納得のいかない状態に思います。どちらも同じようにする事で初めて平等と言えます。

ではなぜ男性専用車両が導入されないのでしょうか。その理由を探っていきたいと思います。

ニーズが無いという誤認

Shield Note Street Sign Road - Free image on Pixabay (475619)

男性専用車両なんて言うものを導入しても使う人はいないという思い込みが一つの理由になっています。このような考え方をする人はもちろん一定数いるのですが、その逆も入りという事を分かっていないという事が問題です。

もし自分が痴漢に間違われてしまったらという危機感が無いともいえます。今の時代はすでに女性も男性もどちらも強くなりつつあります。

お互いにトラブルを嫌うところも同じである以上男性専用車両と言うものが導入されても何らおかしいとは思いません。しかし、どちらの車両にも同じだけデメリットが存在するという事も忘れてはいけないのかもしれません。

痴漢冤罪はまれだという決めつけ

Women'S Power Violent Rape - Free image on Pixabay (475629)

男性専用車両の導入をしない理由の一つには痴漢冤罪なんて言うものはそうそう無いという思い込みや認知の低さにあります。

実際自分がそのような立場にならないとリアルに考えることが出来ない人も存在し、男性女性関係なく痴漢冤罪と言うものを身近に感じていません。

しかし痴漢冤罪によって人生を棒に振った人や、無罪を証明するために何年も戦った人もいます。

また万が一痴漢に間違われた場合、無罪を信じてくれる人はとても少なく結局濡れ衣を着せられたままの人もいます。このような現実をもっと深く認識することで性別専用車両の必要性を問う事が出来ます。

女性を尊重するという社会背景

Fantasy Beautiful Dawn - Free photo on Pixabay (475672)

今の時代男女平等と言いますが、蓋を開ければ女性を優先的に考えるものがとても多くなっています。何事においてもそのような風潮があり、この女性専用車両においても同様であると言えます。

女性を守るな、尊重するなと言うわけではありません。むしろ平等と言うならば男性も同じようにされるべきと言うだけです。お互いにないものねだりをしているだけの現代では車両だけでなく全てにおいて上手くいきません。

綺麗ごとを言うようですが、男女が平等になるには条例などではなく人の心が必要で、思いやりを持って接する事が全ての解決に繋がるという事になります。

導入コスト

Dollar Currency Money - Free photo on Pixabay (475680)

男性専用車両を導入するには莫大なコストがかかり、その予算が無いために導入されないという問題もあります。今ある車両を分けるだけでいいのではないかと思う人もいますが、そのように単純ではありません。

男性専用車両を作るという事は女性専用車両も改革が必要になり、結局は車両全てに手を加えなければいけません。また車両だけでなく、看板、車内表記や外国人向けの案内なども必要になります。

また間違えて乗車しないように各車両に人員が必要になるなど途方もないコストがかかります。このような問題をクリアしなければ男性専用車両を導入するという事にはなり得ません。

性別を尊重するという本当の意味

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