2019年3月16日 更新

失神ゲームの原理と方法は?過去の死亡例と後遺症の危険性も

失神ゲームは大変危険なゲームです。過去には死亡例もあり、今もなお後遺症に苦しんでいる人はいるのです、今回は失神ゲームの方法や仕組み、そして失神が起きる原理について詳しく解説をしていきたいと思います。こちらの記事は失神ゲームに対する注意喚起記事となっています。

失神ゲームとは?

Rest Relax Concerns - Free photo on Pixabay (103542)

みなさん、"失神ゲーム"というゲームを知っていますか?失神ゲームとは、他人・自分を意識的に失神させて、酩酊状態を体験する遊戯行動です。2000年に入ったあたりから小中学生の間で流行しました。正確な発祥元・発祥年などは不明ですが、ゲーム自体は1970年代辺りからできたのではないかと言われています。

失神ゲームという名前の他にも場所によって"気絶遊び"、"チョーキング・ゲーム"とも呼ばれています。失神ゲームによる事故が報告されるようになったのは2000年を過ぎたあたりからです。現在も尚、日本だけではなく海外でも失神ゲームによる事故報告がされているようです。

今回は世間を大きく騒がせている"失神ゲーム"について詳しく解説をしていきたいと思います。"失神ゲームったなんだろう?知りたい"、"やろうとしているけど危険なの?"と思っている方々に是非見ていただきたく思います。

失神ゲームの方法と仕組みや原理

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失神ゲームの方法と仕組みや原理について説明を始めたいと思います。こちらの記事を見ながらやろうと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方にお知らせです。

失神ゲームは大変危険な行為です。できるのであれば"やらない事"を推奨致します。このゲームを行う事で、他人・自分に大きな障害・命が危険に晒される可能性・犯罪を犯してしまう可能性が高いです。やる際には自己責任でお願いします。

では、早速失神ゲームの方法・仕組みなどについて解説をしていきましょう。

失神ゲームの方法は?(胸を圧迫)

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失神ゲームのやり方は主に2つの方法があります。まずは、"胸を圧迫する事で行う失神ゲーム"のやり方を説明します。このやり方はまず、激しい深呼吸を何度も繰り返します。深呼吸とは、肺の中の空気をできるかぎる多く出し入れされる呼吸方法です。

何度も深呼吸を繰り返した後に、大きく息を吸い込みそのまま息を止めます。息を止めた後、胸部を強く圧迫します。このような行動をする事で人間は失神をするのです。この方法か小中学生でも簡単にできる方法と言う事もあり、面白半分で"失神ゲーム"という遊びの範囲内の意識で行う小中学生が多いようなのです。

失神ゲームの方法は?(首絞め)

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失神ゲームの方法には胸を圧迫するだけではなく、"首を絞めて行う失神ゲーム"のやり方もありますのでそちらも説明をさせていただきます。まず失神対象者は壁に寄りかかって座ります。

そして前かがみになり、素早い深呼吸を何度も行い、約30秒ほど続けます。すると頭がクラクラとする感覚になってきますので、"クラッ"とし始めたら息を大きく吸い込み、止め、上を向いて両手で首の頸動脈をギュッと強く絞めます。すると失神をするのです。

この方法もかなり簡単に1人でできる方法でもあるので、1人で失神ゲームを楽しんでいるという人には人気な方法なのです。

失神する仕組みや原理

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そもそも失神のとは、大脳皮質全体または、脳幹の血流が瞬間的に遮断される事によって起こる一過性の瞬間的な意識消失発作の事を指します。基本的には数分で失神は改善し、意識障害などの後遺症が起こることはありません。

今回紹介している失神ゲームは、通常の失神とは少々違います。失神ゲームでは常に脳へ酸素が送られているのを強制的に遮断し意識を失わせる行為です。脳に酸素が送られない状態というのは極めて危険な状態です。それを故意に行う訳ですから、身体への負担はかなり大きなものとなってしまうのです。

学校では注意喚起が行われている

Animals Black And White Bomb - Free image on Pixabay (103547)

実はこの"失神ゲーム"かなり危険という事で、学校では注意喚起が行われています。学校で注意喚起が行われているゲームのようなものといったら、"コックリさん"も該当します。

コックリさんは心霊的な意味でかなり危険なものとされていて、失神ゲームは物理的な意味でかなり危険なものとされているのです。学校で失神ゲームを行う生徒というのは、どうして失神ゲームを行おうとするのでしょうか?

いじめ行為の一環

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失神ゲームを行う事が多い第一の理由は、"いじめ行為の一環"です。いじめをしている生徒がいじめられている生徒に対して、「根性を試してやる」「気絶ゲームを試しにやらせろ」などといい、失神ゲームを強要するのです。

失神ゲームは危険なものという認識をしている人が多いので、大抵の人は嫌がります。その為、いじめをしている人に向けて、"面白半分"で失神ゲームを行っていくのです。

同意の元での遊び

Playground Swing Swinging - Free photo on Pixabay (103550)

失神ゲームを行う事が多い第二の理由は"同意の元での遊び"です。小中学生という年齢は、何に対しても興味が沸き、好奇心が沸くお年頃です。また"絶対にやってはいけない事"と言われていることをやりたくなってしまうお年頃でもあります。

また、危険行為を行う事で周りから尊敬される・一目置かれるという理由からオーディエンスを集めて、教室の真ん中で失神ゲームを行おうとする小中学生も多いようです。

あくまでも同意の下での遊びという事で、失神ゲームを決行する人、失神をする人には悪意や危険に陥りたい願望は一切ない事が危険な理由でもあります。

失神ゲームは危険!死亡例や後遺症の被害も

Lightning Bolt Power - Free photo on Pixabay (103552)

失神ゲームは脳に酸素を送らないようにする行為の為、大変危険なゲームです。そもそもゲームという言葉の意味は、守るべきルールの元で勝負、または勝敗を決めることを指します。そして最大の目的は"楽しむ"という事です。

失神ゲームには"楽しい事"は1つもありません。失神ゲームを行うことで、命を落としてしまった人がいます。そして失神ゲームをした事で、後遺症が残ってしまい今も苦しんでいる人も大勢居るようなのです。

失神ゲームを行ったことによる死亡例・後遺症について紹介をしていきましょう。

失神ゲームの死亡例

Document Paper Business - Free photo on Pixabay (103553)

"失神ゲームなんてただのゲームなんだから死ぬわけないじゃん"と思っている人も多いでしょう。ですが実際に失神ゲームをしてしまった事で帰らぬ人となってしまった人はいるのです。

イギリスでは、王族も通うという名門校で15歳の少年が失神ゲームをしていて急死をしています。この少年は"失神ゲームはすごい快感だ"と周りの友人に声を掛けていたといいます。インドでは5年間で少なくとも10人に上る子供が失神ゲームにより死亡しているといいます。

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