目次
展示は博物館本館の2階と地下展示室を中心に設けられています。導入部分には夕張の財政破綻についての展示があり、注意を引きつけます。石炭の歴史と人口の推移がグラフになって表示されていて、変化を明確に知ることができる展示です。
また、炭鉱で生きる人々の暮らしに使われていた道具の展示もあります。炭鉱の仕事や暮らしについて包括的に学ぶことができる展示です。映像やパネル、実物の展示によって夕張の歴史に触れることができます。
また、炭鉱で生きる人々の暮らしに使われていた道具の展示もあります。炭鉱の仕事や暮らしについて包括的に学ぶことができる展示です。映像やパネル、実物の展示によって夕張の歴史に触れることができます。
地下展示室
地下展示室は、炭鉱の中に入ったような感覚になる空間が広がっています。炭鉱で働く人々のマネキンや機械の展示があり、迫力が感じられる場所です。炭鉱の技術の移り変わりや作業の様子を知ることができます。
働く人々を模したマネキンは、細部にまでこだわっているのがポイント。ゴーグルや軍手などの服装も当時の姿を再現しており、表情やポーズからもリアルな雰囲気を感じることができます。
石炭博物館に行ったら、ぜひ地下展示室に行ってみましょう。
働く人々を模したマネキンは、細部にまでこだわっているのがポイント。ゴーグルや軍手などの服装も当時の姿を再現しており、表情やポーズからもリアルな雰囲気を感じることができます。
石炭博物館に行ったら、ぜひ地下展示室に行ってみましょう。
模擬坑道
模擬坑道は、明治時代に使われていた本物の坑道を再利用したもの。「史跡夕張鉱」と呼ばれていて、何度も皇族が訪れている場所です。登録有形文化財にもなっています。
実物の炭層や坑道の設備を見られる坑道は日本で唯一のもので、非常に貴重なスポットです。2019年の4月に石炭層から火災が発生し、現在は見学ができない状態になっています。
水を注入して鎮火され、博物館や人に影響はありませんでした。再開に向け、排水作業が現在も続いています。
実物の炭層や坑道の設備を見られる坑道は日本で唯一のもので、非常に貴重なスポットです。2019年の4月に石炭層から火災が発生し、現在は見学ができない状態になっています。
水を注入して鎮火され、博物館や人に影響はありませんでした。再開に向け、排水作業が現在も続いています。
石炭博物館へのアクセス方法
石炭博物館へのアクセス方法を紹介します。札幌都心からは66kmあり、所要時間はおよそ1時間40分です。道道38号線から夕張神社前のT字路を看板に従って入ると到着します。また、バスで行く場合は「夕張石炭博物館」という停留所で降りるとすぐです。
ちなみに12月から3、4月までの間はオフシーズンとなっています。岩見沢方面から向かう場合は、冬季通行止めになる道もあるので、リサーチしてから向かうことをおすすめします。
ちなみに12月から3、4月までの間はオフシーズンとなっています。岩見沢方面から向かう場合は、冬季通行止めになる道もあるので、リサーチしてから向かうことをおすすめします。
夕張の歴史が感じられる観光スポット
石炭博物館のほかにも、夕張にはたくさんの観光スポットがあります。「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」は、名作映画である「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地で、映画の感動が味わえる素敵な場所です。
赤いレンガの建物が特徴の「滝の上発電所」は、洋風建築と自然との調和を見ることができます。石炭産業を支えた列車を見学できる「三菱大夕張鉄道保存車両」では、レトロな風景を味わえます。
夕張にはさまざまな歴史を感じられるスポットがあります。ぜひ、気になる場所をチェックしてみましょう。
赤いレンガの建物が特徴の「滝の上発電所」は、洋風建築と自然との調和を見ることができます。石炭産業を支えた列車を見学できる「三菱大夕張鉄道保存車両」では、レトロな風景を味わえます。
夕張にはさまざまな歴史を感じられるスポットがあります。ぜひ、気になる場所をチェックしてみましょう。
滝の上発電所
赤いレンガ造りの外観が特徴の滝の上発電所。1925年に建てられた発電施設で、水力発電を行いながら石炭産業を支えていました。現在は、赤いレンガの発電所の隣に新しい白色の発電所家屋が建てられ、こちらで発電をしています。
大正時代に建てられたレンガの建物は、当時の洋風建築の趣が感じられます。周辺には木々が生い茂っており、季節によって異なった景色を見ることができるスポットです。春は桜との調和、秋には紅葉とレンガが美しい色彩を生み出します。
大正時代に建てられたレンガの建物は、当時の洋風建築の趣が感じられます。周辺には木々が生い茂っており、季節によって異なった景色を見ることができるスポットです。春は桜との調和、秋には紅葉とレンガが美しい色彩を生み出します。
旧北炭清水沢火力発電所
1926年に北炭の自家発電施設として建てられた施設です。規模も大きく、一時は74500キロワットの発電を行っていました。炭鉱の需要が減っていくのに伴って、1992年に閉鎖となりました。
現在は、建物の4分の3が解体されてしまっていますが、一部は見学が可能です。内部見学は予約が必須で、ガイドに現地を案内してもらう形になります。
建物の中に入ると、当時のままの発電設備や道具を見ることができます。ぜひ、当時の雰囲気を味わってみましょう。
現在は、建物の4分の3が解体されてしまっていますが、一部は見学が可能です。内部見学は予約が必須で、ガイドに現地を案内してもらう形になります。
建物の中に入ると、当時のままの発電設備や道具を見ることができます。ぜひ、当時の雰囲気を味わってみましょう。
三菱大夕張鉄道保存車両
1987年まで「三菱石炭鉱業大夕張鉄道線」という路線で使われていた車両を見学できるスポットがあります。南大夕張駅の跡地に置かれていて、客車、ラッセル車、石炭車などを見ることができます。
石炭の輸送や人々の移動にたくさん利用され、石炭産業を支えてきました。レトロな雰囲気が感じられる列車を見ると、癒される方も多いのではないでしょうか。
木の質感を感じられたり、昭和までのデザインを見られる貴重な場所です。ぜひ見学してみましょう。
石炭の輸送や人々の移動にたくさん利用され、石炭産業を支えてきました。レトロな雰囲気が感じられる列車を見ると、癒される方も多いのではないでしょうか。
木の質感を感じられたり、昭和までのデザインを見られる貴重な場所です。ぜひ見学してみましょう。
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば
1977年に公開され、多くの映画賞を受賞した「幸福の黄色いハンカチ」。夕張は最後の名シーンの撮影地として知られています。撮影に使われた炭鉱住宅が「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」として残されていて、今も人気の観光スポットです。
ひろばの中には、来場者が書いた黄色いメッセージカードがぎっしり貼られています。あたたかな空気に包まれる空間は、映画を見たことがない人でも楽しめます。幸福について思いをめぐらせることのできる、素敵な空間です。
ひろばの中には、来場者が書いた黄色いメッセージカードがぎっしり貼られています。あたたかな空気に包まれる空間は、映画を見たことがない人でも楽しめます。幸福について思いをめぐらせることのできる、素敵な空間です。
石炭博物館で炭鉱の歴史を学ぼう
夕張の石炭博物館は石炭のなりたちから炭鉱の歴史、そして夕張の財政破綻までの道のりなど、さまざまな視点から多くのことを学ぶことができます。2018年にリニューアルオープンし、未来に向かって大切な歴史を保存している場所です。
実際に使われた機械や道具があるので、子どもから大人まで楽しめる博物館になっています。博物館の周辺にも歴史的な建物や観光スポットがあり、見どころがいっぱいです。興味のある方は、ぜひ一度石炭博物館に行ってみましょう。
実際に使われた機械や道具があるので、子どもから大人まで楽しめる博物館になっています。博物館の周辺にも歴史的な建物や観光スポットがあり、見どころがいっぱいです。興味のある方は、ぜひ一度石炭博物館に行ってみましょう。
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