2020年1月20日 更新

新潟にあったロシア村には怖い噂があった?恐怖の心霊現象の数々とは

昔、新潟にはロシア村という名前のテーマパークがありました。ロシアの地方政府から援助を受けていたほど、ロシアとの関係を築いていました。しかし全盛期を過ぎると廃れてしまい、今は廃墟となっています。今回は新潟ロシア村について、現在の様子を含めて紹介します。

解体工事の作業員の証言

Glass Roof Railway Station Berlin - Free photo on Pixabay (780000)

ロシア村は完全に手つかずの廃墟ではなく、細々と解体工場が行われているようです。

解体作業をするスタッフからは「絶対に人がいないはずの空間でも視線を感じる」、「腰巻を巻いたおばあさんが追いかけてくる」などの心霊現象を経験した人が少なくありません。

そのため、解体工事は日が出ている時間帯だけしか行われず、夕方になると作業が残っていても撤収する決まりになっているようです。廃墟になれているはずの作業員が証言しているため、本当に霊がいる可能性は高いでしょう。

地下室が1番やばい?!

Cave Rocks Underground - Free photo on Pixabay (780002)

新潟ロシア村で最も幽霊が出る、心霊現象が起こると言われているのは地下室です。実際、テレビのロケで心霊現象が起きたのは、ほとんどが地下室で撮影していた時でした。

過去に地下室で事件が起きたなどの情報はありませんが、1階や2階とは明らかに違う雰囲気を感じます。廊下にまで汚水が流れ出ており、臭いもきついようです。

当時使われていたロシアの衣装や小道具が残っており、むき出しのハリボテなどが一層不気味な雰囲気を醸し出しています。

新潟ロシア村の現在の様子

Gentlemen Underground London - Free photo on Pixabay (780003)

新潟ロシア村は周りに住宅なども無いため、警備の不備が多いようです。入り口にフェンスがありますが簡単に開けて中に入れるため、いたずら目的の人も多く訪れました。

この地域は冬になると雪深く、雨や雪によって建物の劣化が激しいようです。しかしそれ以上に、何者かによって壊された形跡もあります。

では、現在の新潟ロシア村はどのような感じなのでしょうか。

スーズダリ教会

Light Chapel Church - Free photo on Pixabay (780004)

スーズダリ教会は新潟ロシア村のシンボルとも言える教会です。ディズニーランドで言えばシンデレラ城にあたります。「スーズダリ」というのはロシア・ウラジーミル州の都市です。スーズダリは白い建物が多く建っていることで知られており、街中には教会が多くあります。

スーズダリ教会もそのうちの1つの教会をモチーフにしているのでしょう。特徴的な玉ねぎ型の屋根が遠くからでも分かります。

園内はがれきだらけであり、他の建物は原形をとどめていないものもありますが、スーズダリ教会に関しては建物が残っています。しかし当時置かれていたであろう中のものは撤去されており、スプレー缶で書かれた落書きが目立ちます。

マールイホテル

Stairs Spiral Staircase - Free photo on Pixabay (780005)

スーズダリ教会の先、正面から見ると左側に位置している建物が「マールイホテル」です。マールイとはロシア語で「小さな」という意味です。

ゲストルームの他にスイートルームも設置されていました。ホテル内もロシアを感じられる内装にこだわっていました。2009年に起きた火事の出火元は、このホテルの1階部分でした。火の勢いが強く、1階から3階はほとんど燃えてしまったようです。火事の被害をそれほど受けていない部屋は、ベッドなどの備品が当時のまま残っています。

窓から光は採りこまれていますが、近くに窓が無い廊下などは昼間とは思えない程暗く、不気味な雰囲気が漂っています。教会とは比べものにならない程荒廃化が進んでおり、霊だけでなくケガや事故にも気を付けなければいけません。

日本にはまだまだ廃テーマパークがある!

Ruin Old House Decay - Free photo on Pixabay (780006)

新潟ロシア村のように、廃墟ならぬ廃テーマパークとなっているところは、日本にまだまだあります。特にバブル期にテーマパークが乱立したことで獲得できる客の数が少なくなり、リピーターが少ないことが課題となっていました。

バブル崩壊後に運営できなくなるケースが多く、買い手が見つからなかったり、オーナーが逃げてしまったりして撤去されていないテーマパークもあります。ここでは3つの廃テーマパークを紹介します。

グリュック王国

Amusement Park Ferris Wheel - Free photo on Pixabay (780007)

グリュック王国は北海道帯広市にあり、1989年に開園、2007年に閉園したテーマパークです。帯広空港近くに誘致して観光客も訪れられるようにしました。ドイツをイメージし、テーマはグリム童話の世界でした。

特に「ビュッケブルグ城」は内装や壁画にもこだわり、本物そっくりに再現しました。こうした努力が功を奏し、開園当初は年間70万人が来園する人気テーマパークとなりました。

しかし来場者の減少で経営不振となり、閉園後は建物ごと売りに出されましたが買う業者が現れず、今でもそのまま残っています。

ガリバー王国

Ferris Wheel Amusement Park Rides - Free photo on Pixabay (780008)

ガリバー王国はかつての山梨県西八代郡上九一色村にあったテーマパークです。1997年に開園し、2001年には閉園となってしまいました。このガリバー王国も、新潟ロシア村も同じく新潟中央銀行からの融資を受けていたテーマパークです。

このテーマパークはおとぎの国である「ガリバー」をモチーフにしていました。名物は45mもの大きさのガリバーが園内に横たわっていたことです。

場所が富士ケ嶺地区で、オウム真理教の風評被害に遭ったことや、公共交通機関でアクセスすることが難しかったこと、近くに富士急ハイランドができたことで客足が伸びませんでした。

閉園後は競売にかけられましたが買い手が付かず、現在は心霊番組でのロケ地などで使用されています。

化女沼レジャーランド

Sunset Roller Coaster Ride - Free photo on Pixabay (780009)

化女沼レジャーランドは宮城県古川市小野遠沢にあった大人気テーマパークです。仙台空襲で焼け野原になった地元を活気づけようと、数十億円かけて1979年に「化女沼保養ランド」という名前でオープンしました。

開園当初は年間来園者数20~30万人と大崎地方を代表する遊園地でしたが、バブル経済の崩壊によって2001年に閉園となりました。元経営者は化女沼を一大観光地にしたいという思いから、土地を丸ごと買ってくれる人を見つけるまで所有し続ける方針のようです。

廃墟遊園地や温泉宿泊施設としてリニューアルオープンさせる計画も今まで出てきましたが、実行には至っていません。しかし園内にはメリーゴーランドや観覧車がそのまま残されているため、廃墟ツアーが組まれるほどのスポットとなっています。

新潟ロシア村は現在でも奇妙な場所

Amusement Park Fair Rides - Free photo on Pixabay (780010)

今回は新潟にあるロシア村について詳しく紹介しました。殺人事件などは起こっていないものの、ホテルの地下室では心霊現象が起こっていたり、作業員が幽霊を見ていたりと心霊スポット化しています。

廃テーマパークは今回紹介したもの以外にもたくさんあり、それぞれの歴史やストーリーが今も園内に残されています。

2 / 2

関連する記事 こんな記事も人気です♪