2020年5月1日 更新

イタリア文化とは?食習慣や意外と知られていない民族衣装についても

イタリアには多くの歴史的建築物があり、また数多くの芸術家も輩出しているなど、その街並みは独特の雰囲気を醸しだし世界中の人々を魅了しています。そんなイタリアの文化や特徴、習慣や食文化などを調査しました!これから行ってみたい場合にはぜひ参考にしてみてください。

イタリアと聞くと洗練されたファッションのイメージがありますが、実は地方ごとに民族衣装があります。また、民族衣装はイタリアの文化と深く結びついていますので、そのことを知ることでよりイタリア文化への理解が深まるでしょう。

古代ローマ時代のトガ

古代ローマ人の男性は「トガ」を着ていました。映画「テルマエ・ロマエ」などでも着用していたため、これまでに目にしたことがあるのではないでしょうか。

トガは正装時の上着でタップリとしたヒダが特徴ですが、アイロンのようなものでヒダをつけ、大きな一枚布を体に巻き付けるようにして着用します。また皇帝や貴族、平民などの身分によって素材や色、装飾などが決められています。

ルネサンス期に大流行したマ二カ・スタッカビーレ

Building House Middle Ages - Free photo on Pixabay (752163)

マ二カ・スタッカビーレは、ルネサンス期に大流行したもので、二の腕の途中から手首までをおおい着脱可能な装飾用の袖です。真っ直ぐな形をしているものが一般的ですが、袖なしの胴衣と一緒に身に着けていました。

そして、刺繍が施されており当時の人々の間では装いのアクセントして親しまれ、シュミーズをのぞかせたりとオシャレを楽しんでいたようです。

また、ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」などルネサンス期時代の人々を描いた絵画でよく見られますので、美術館などに見に行った際にはチェックしてみてください。

サルデーニャ島ドルガーリの民族衣装

Gruppo Folk Don Milani Dorgali on Instagram: “Un buon inizio settimana con i colori degli #abititradizionali dei nostri Gianni e Giordana🌹🌺🌻❤ · · #gruppofolkdonmilani #santefisio…” (752158)

サルデーニャ島では、1950年代までそれぞれの村独自の民族衣装が日常的に着用されていました。現在でもサルデーニャ島最大のお祭り「聖エフィジオ際」のときには、各地それぞれの民族衣装を身にまとった人々が集まります。

なかでも、ドルガーリに伝わる民族衣装が有名で、とくに女性用は色鮮やかで可愛いと高い評判があります。白い胴衣に極彩色のベール、そして刺繍が施された飾り袖になっておりその姿はとても華やかです。お祭りのシーズンに訪れた際にはその華やかな姿にうっとりするでしょう。

日本人旅行者も多いイタリアの魅力

Vatican Rome St Peters Basilica - Free photo on Pixabay (752172)

イタリアは様々な歴史的建築物や芸術で溢れ、また家族をとても大切にしており「家族」を中心とした生活を送っています。そのように人と人との絆や繋がりを大事にしているところもイタリアの魅力でしょう。

そして、日本人旅行者も多いイタリアは、その数々の魅力に魅了され世界各地から多くの人々が訪れています!

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