2020年2月7日 更新

三重弁の方言の特徴は?日常会話で使う三重弁の一覧やかわいい方言を一挙紹介!

三重の方言は、関西弁の特徴は入りつつも、柔らかい印象を与えるため女性らしくて可愛いと話題になっています。関西圏以外の人にとっては馴染みがないかもしれません。今回は、三重弁の特徴やかわいい方言、三重弁の告白を含めて詳しく紹介します。

はざん

「はざん」は三重県の中でも特に志摩・伊勢の地域で使われる言葉で、「だめ、いけない」という意味の言葉です。元々は「筈合わない」と言われていたものが訛り、「はざん」といつしか言われるようになりました。

最近では都市部の若者は標準語に近くなってきたことから、この方言を使う人も段々と少なくなってきましたが、いまでも「いーなはざんよになったじょー」(胃がだめになったぞ)などと用いる人もいます。

おじいちゃんおばあちゃんが伊勢や志摩の方に住んでいるという人は、実際に「はざん」が聞ける機会があるかもしれません。

まーり

「まーり」とは三重の人が使う言葉で、支度や準備のことを指します。地域によっては「まーし」を使うところもあるようです。

「まーり」と単体に使うことはあまりなく、「〇〇のまーり」と具体的に準備する事柄を言うことが多いです。例文としては「早いことおなりのまーりもせんならんし」(早く炊事の支度もしなくてはいけないし)があります。

ここまで方言を使う人は少なくなっていますが、田舎になればなるほどこのような言葉遣いになる傾向にあります。

よれ

「よれ」とは「寄り」が転じて使われるようになった三重の方言であり、「たくさん集まる」ことを意味にします。使われる地域は志摩の辺りのみなので、三重県内全域で用いられているわけではありません。

とりわけ若い世代には浸透しておらず、「よれ」を使っても通じないケースも多くなっているようです。「うちゃーよれやよってに。もてけ。」というように使い、意味は「うちにはたくさんあるから。持っていけ。」となります。

周りの人と共有する、独り占めしない志摩の人々の優しさが分かるような例文ですよね。今でも田舎の方では、ご近所づきあいが濃く行われているところも少なくなく、このようにおすそ分けをお互いにしているところもあります。

らんぱちやる

日本橋の三重テラスの紙袋に三重弁が書かれた際、「らんぱちやる」の意味が全く分からないと話題になりました。「らんぱちやる」は、伊勢・志摩で使われている方言で「大騒ぎする」という意味を表します。

例文は「きんじょまーしのこどもらとらんぱちやっとるわさ」があり、意味は「近所の子たちと大騒ぎしているわ」となります。県外の人にとっては呪文のように聞こえてしまいますよね。

「らんやる」と略して使われることもあるようです。

三重の方言一覧【かわいい方言】

【方言】三重弁が可愛いらしいので三重県出身の嫁に色々喋ってもらう:Cute Japanese dialect

次に、三重弁の中でも特に可愛いと言われている方言を紹介します。

三重出身の知り合いがいる人はこれらの言葉を実際に言ってもらうと、音の響きの可愛さが感じられるでしょう。

やんやん

三重弁の特徴の1つに、語尾に「〜やん」を付けることは広く知られています。それを2回繰り返し、「〜やんやん」と付けることも少なくありません。

これは否定の「やん」と強調の「やん」が使われており、否定した文をさらに強調する意味があります。例えば「食べられない」という文は「食べられやん」となります。

「食べられやんやん」となると、「食べられないんだって!」と強い意味になります。「〜やん」は通じることも多いですが、「〜やんやん」は通じないことも多いです。

ケッタ

「ケッタ」は名古屋や岐阜でも使われる方言であることから意味を知っている人も多いかもしれません。一般的に「自転車」を指す言葉ですが、広く使われすぎるあまりケッタを標準語と勘違いしている人も多いようです。

ケッタから派生して「ケッタマシーン」を原付やマウンテンバイクという意味で使われるところもあるようです。

ケッタはペダルを漕ぎまくる様子から蹴りまくる→けったくる→ケッタとなったと言われています。

あいべ

「あいべ」という方言は三重でも特に南の方で使われているため、同じ三重県内でも北に住んでいる人には通じないこともあります。

意味は「行こう」であり、「一緒にあいべ。」というと「一緒に行こう」という意味になります。成り立ちなどは分かっていませんが、山形でも同様の方言がありますが、遠く離れた土地で同じ言葉が使われているのは不思議に感じますよね。

行こうという意味以外にも、歩けという意味でも「あいべ」が使われているようです。

いこら

「いこら」は「行きましょう」という意味の方言です。三重のほかでも和歌山県で使われており、地理的影響を受けて和歌山に近い地域で多く用いられています。

「えーいこか」というのは「家行こう」という意味になります。家も「えー」と訛ることも三重弁の特徴と言えるでしょう。「いこ」でも行こうという意味になりますが、「ら」が付くことによって勧誘の意味が強まっています。

地域によっては「いこらい」「いこれ」と使われることもあります。

こーっと

「こーっと」という言葉は音の響きがとても可愛く、三重県出身で使っている人がいたら思わず「どういう意味なの?」と聞いてしまいそうな方言ですよね。

この意味は標準語で「ええと…、何だったっけ…」となり、何かを思い出そうとしている時や1人で考えているときに使う言葉です。誰かに質問され、答えに迷っているときに「こーっと」を使う場面が多いです。

三重県だけでなく、和歌山でも使われているようです。

そやでこり

「そやでこり 」とは「だからね」という意味の方言です。三重の中でも特に紀伊地方で使われており、同じ三重県内でも使う人と使わない人に分かれます。

説得や強調をする際に使われるほか、「だからね」と前置きで使われます。「そやでこれ」よりも丁寧な言い方で、若い人よりもおじいちゃんおばあちゃん世代が使う頻度が高いです。

そやでこり自体は紀伊地方独特の方言ですが、「そやもんで」「そやさかい」「そやよって」と同じ意味でも違う言葉が使われています。

ちょこちょこしー

「ちょこちょこしー」は標準語にはない発音であり、それに近い言葉もないので意味が推測しにくいでしょう。これは「気ぜわしい、落ち着かない」という意味の方言です。

「あの子、ちょこちょこしーわのー」(あの子は気ぜわしい子ね)という使い方をします。ちょこちょこと動きっぱなしで一向に落ち着かないことから「ちょこちょこしい」という形容詞が使われるようになったのではないかと言われています。

良い意味では使われないため、「ちょこちょこしー」人は好かれません。

三重の方言で告白すると胸キュン!

【女子がモテる】今話題の三重弁伝授します!!!

告白をする際、方言を使うことでより可愛く、相手をきゅんとさせることができます。特に方言を使う女の子が好きだという男性は多く、方言を使う男性を好きな女性も増えてきています。

では、三重弁を使った可愛い告白のセリフを紹介します。

好きやに

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