2020年2月19日 更新

廃墟・奈良ドリームランドの跡地は心霊スポットだった?解体作業中の事故とは

かつ「西のディズニーランド」とまで言われた奈良ドリームランドは、2006年に閉園してからは、国内のみならず海外でも有名な廃墟と化しました。現在は解体作業が進んでいますが、どのような姿になっているのでしょうか?また噂されている心霊現象も見ていきます。

解体作業中に事故があった

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解体作業中に事故があり、亡くなった人がいるという噂もあります。2006年に閉園してから、解体作業中に事故があったというニュースは一切出ていません。この噂はデマである可能性が高いでしょう。

他にも誰も乗っていない観覧車が勝手に回っていたという噂も。廃墟になってから閑散としており、不気味な雰囲気があることも心霊スポットと言われる原因の1つだと考えられます。

奈良ドリームランド跡地の現在

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奈良ドリームランドが閉園してから10年以上の月日が流れています。現在はどのような姿になっているのでしょうか?解体作業が始まっていると言いますが、更地になっているのでしょうか?それともある程度形は残っているのでしょうか?

ここからは、現在の奈良ドリームランドの様子を見ていきましょう。

私有地のため立ち入り禁止

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閉園後はそのまま残った状態で、多くの侵入者がいました。こちらの遊園地は私有地であり、所有者がいる土地です。よって、このような場所に勝手に入るのは不法侵入になり、罪に問われる可能性もあります。

侵入者が多かったことから、警察や住民は撤去を要請していましたが、その実現までには実に10年の月日がかかりました。解体作業が始まったのは2016年10月です。

アトラクションはほとんど解体されて残っていない

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2016年から始まった解体作業ですが、大規模な遊園地で莫大な費用がかかるため、作業にはかなりの月日がかかっています。現在は遊具はすべて取り壊されている状態だと言います。

「ドリームランド」の名前はかつて同じグループに所属していたローソンの店名に使われています。バス停の名称も長く残っていましたが、現在は「法蓮佐保山三丁目」に代わっています。

公売で落札されるも土地の再利用の予定はなし

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解体作業開始までにここまでの時間がかかったのは、土地の権利が分散しており、遊具撤去に莫大な費用がかかることが原因です。大型駐車場にするという案もありましたが、土地利用法がかなり制限されており実現には至りませんでした。

なんとか土地の買い手を見つけるため破格の金額で公売にかけましたが、応募者がない状態が続きました。2015年になってやっと1社が名乗りを上げたんです。それは大手不動産会社の「SKハウジング」!最低見積価格での落札ですが、土地の再利用に関しては未定の状態です。

マニアに人気の日本の廃墟

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全国には使われないまま荒れた状態になっているマニアに人気の廃墟がたくさんあります。廃墟には独特の空気感があり、それを写真に収めたり、当時の様子を想像・探索するなどにより欲求が満たされると言います。

ここからは廃墟マニアに人気の廃墟を3つ紹介していきます。

端島炭鉱

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長崎県にある島で、1960年代には人口密度が世界一になったことでも有名です。炭鉱の島として発展しましたが、閉山によりたちまち無人島、廃墟となっていきました。世界文化遺産にも登録されており、廃墟となった建物が今もなお残っています。

ベルトコンベアや坑口桟橋跡等。当時過酷に働いていた労働者たちを守ってきたような面影はなく、朽ち果てて外壁も崩壊されていますが、それが廃墟マニアを魅了すると言います。

足尾銅山

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かつて日本一の鉱都とも呼ばれた栃木県にある銅山です。現在は観光施設として一部を公開しており、トロッコ電車にのって全長700mの坑道を観光できます。

当時の作業風景を人形で再現しており、資料館では鉱山から銅になる過程も学べます。周辺には歴史館などの観光スポットも充実しており、400年の歴史を感じさせる風景は廃墟マニアから絶大な支持を得ています。

旧長崎刑務所

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長崎県諫早市にあった刑務所跡です。現在は解体されていますが、1992年に移転後しばらくはそのまま放置されており、廃墟になっていました。

赤レンガ造りで重みを感じせせる建物は、多くの廃墟マニアを虜にしたと言います。五大監獄の1つで100年の歴史を持つ壮大な建物でした。保存を希望する団体もいましたが、劣化が進んでおり保存には莫大な費用がかかるため断念。

現在は商業施設と住宅地になっています。

奈良ドリームランド跡地の今後に注目!

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閉園から10年の時を隔て、やっと土地の買い手が見つかりました。今後跡地に何を建てるのか、期待されている人も多いでしょう。大規模の土地ですので、奈良ドリームランドに代わる施設や遊園地などが建設される可能性もあります。

今度どのような施設に生まれ変わるのか、期待しながら待ちましょう。

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