2020年3月4日 更新

法隆寺には七不思議が存在する?法隆寺の七不思議を徹底解説!

法隆寺はさまざまな謎を抱えているお寺です。その謎は昔から伝説のように伝えられていますが、今でもはっきりと分かっていないことが多いのです。今では法隆寺の七不思議と言われ、多くの観光客を魅了しています。法隆寺の七不思議について、詳しく解説していきます。

この話もかなり興味深いです。因可池呼ばれる池が法隆寺にはありましたが、その池にはたくさんのカエルがいました。

法隆寺にて聖徳太子が学問に励んでいたその日、カエルの鳴き声があまりにもうるさかったため、聖徳太子は持っていた筆でカエルの目を突いたそうです。そうすると、たちまち池にいたカエル全ての片目がなくなったそうです。

あまりにも不思議な話ですが、この伝説はかなり昔から言い伝えられていることです。また、目に病気を抱えた人が法隆寺にある死蔵にお参りをしたことろ、目の病気が治り、その代わりに池にいたカエルの目が一つなくなったと言う話もあります。

いずれにしても、とても不思議な話です。

法隆寺の七不思議⑤夢殿の礼盤が汗をかく

 (812509)

法隆寺には礼盤と呼ばれる平らな台があります。法隆寺のご本殿の救世観音像にある台ですが、この台も法隆寺の七不思議の一つに数えられています。

この台はお坊さんが座る専用の台ですが、なんとこの礼盤は汗をかくと言われているのです。礼盤の裏側から、じんわりと水がしたたってくると言われているのです。

この不思議の真相

青畳工房の畳マン on Instagram: “仏具屋さんに頼まれた礼盤畳#畳 #仏具 #礼盤 #cute #wa #japanese #和風 #和 #japan #オリジナル #tatami #interior” (812510)

木製の台から汗がしたたってくると言う話は、かなり興味深いことです。しかし、この不思議の真相はすでに解決されています。

実はこの汗と言われているのは水です。この法隆寺の境内には多くの湿気が溜まっており、境内の結露によつてこの礼版に水が溜まっていたのです。

その水が徐々に出てくることから、本当に汗をかいているように見えたのでしょう。現在は礼盤の汗は水と言うことがはっきりと分かっていますので、毎年2月に礼盤をひっくり返して日光に当てて湿気を取り除いているようです。

法隆寺の七不思議⑥地面に雨垂れの穴が空かない

 (812511)

法隆寺が創建された時代には、建物の軒の下には雨垂れの穴が空いていることが当たり前でした。しかし、法隆寺は穴が空いてしまう砂利を敷き詰めるのではなく、石を利用していたのです。

法隆寺をよく観察すると、大きな石がたくさん積み上げられていることが分かります。こうすることで、雨が降っても綺麗な景観を維持できます。

七不思議とは少し異なるかもしれませんが、ここまで強いこだわりを持って作られたと言う意味ではかなり興味深い建物です。

法隆寺の七不思議⑦伽藍には蜘蛛が巣を作らず、雀も糞をかけない

 (812512)

法隆寺の七不思議の最後は、この伽藍には蜘蛛が巣を作らないと言うことです。また、雀の糞すらも見当たりません。

実際に法隆寺を訪れてみれば分かりますが、本当に鳥のなどがなく、綺麗に保たれていることが分かります。なぜ、こうした状態を維持できるのかは分かっていませんが、鳥もこの法隆寺には近寄り難いと考えているのかもしれません。

法隆寺はパワースポットとしても有名です。その強いパワーにより、どのような鳥も法隆寺には入って来れないのかもしれません。

法隆寺には他にも七不思議が?!

Masakatsu on Instagram: “#法隆寺” (812513)

実は法隆寺には、先ほどご紹介した七不思議以外にも他の七不思議が存在しています。それは、石田茂作さんが唱えた七不思議です。

今までにご紹介した七不思議は、少し非科学的な面がありますが、石田茂作さんが唱えている七不思議は、科学的な根拠に基づいた七不思議とされています。しかし、全ての七不思議が科学的に解決されているわけはありません。

科学をもっても、その意味などがはっきりとしない七不思議がこの法隆寺にはあります。

中門の中央に柱がある

Naoko on Instagram: “.. . 実はうちの家から 法隆寺まで走って行ける  村中のアップダウンを超えると  右には藤ノ木古墳  そのまま進むと西門に . . 長男が シンガポールに渡る前  行ってみぃひん?と声をかけた  最初  えー…こんな夕方から?  とか言ってたけど 着いたら閉門5分前の…” (812514)

まず一つ目は法隆寺の建物の構造です。法隆寺の中門には中央に柱がありますが、なぜ中央に柱があるのかが謎に包まれていました。

どう考えても、中央に柱があることで邪魔になってしまうと考えますが、これは回廊の出口と入り口を分けるための柱だったと考えられています。もちろん、この説が完全に正しいかどうかははっきりとしていませんが、現在ではこの七不思議は建築上の便宣からではないかと考えられています。

金堂と五重塔の下にあるもこし

ラボタモ16 on Instagram: “梅と五重塔#法隆寺#奈良” (812515)

もこしとは、別名、雨打と呼ばれていますが、外観を綺麗に見せるための構造と言われています。しかし、いつの時代に作られて、そして本当の目的はまだ分かっていません。

おそらく、見た目を綺麗に保つためとは考えられていますが、その目的が真実なのかは分かっていません。

中門と大講堂の中央のズレ

あずま on Instagram: “#法隆寺” (812517)

法隆寺には中門と呼ばれる建物と、大講堂と呼ばれている建物があります。この建物に共通していることは、中央が一致していないことです。

なぜ中央が一致していないのかは、何らかの目的があったのではないかと考えられていましたが、石田茂作さんの見解としては、単純に建物を増築したときに設計と食い違っただけではないかと考えています。

ただ、これほど精密に作られた建物であるにも関わらず、設計との食い違いが起こってしまうのかは不明な点です。

五重塔の礎石から人骨

古都ちゃん on Instagram: “#法隆寺 #法隆寺五重塔 #世界遺産 #国宝 #奈良 #斑鳩 #nara #わたしは奈良派 #奈良好き #歴史好き #建造物好き #神社仏閣好き#nikond7000 #写活 #加工なし #一眼レフ #一眼レフ初心者 #寺好き @nara_reiwa” (812518)

そして、大きな謎として残っているのが、この五重塔の礎石から発見された人骨です。人骨は火葬されており、丁寧に埋葬されたことが伺えます。

はっきりとはまだ分かっていませんが、この人骨は聖徳太子の兄、山背大兄王子と言う説もあります。いずれにしても、この場所に埋葬されたことに何の意味があったのかは分かりません。

伏蔵の埋蔵金

 (812519)

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪