2019年8月27日 更新

ジェレミー・ミークスとは?ありえないシンデレラストーリーとは

ジェレミー・ミークスという人物をご存知ですか?甘いマスクと肉体美を持つ彼は重犯罪者であるにも関わらず、逮捕時の写真がきっかけで、そのルックスから一躍有名人となりました。出所後モデルに転身したジェレミーの華麗なるシンデレラストーリーを紹介します!

目次

ジェレミーを罵る発言を辞め、クロエとジェレミーの関係を「おめでとう。それしか言えないわ。」とコメントしたメリッサの態度は世間から評価されました。しかし、「犯罪を繰り返す夫を支えた挙句、不倫されて捨てられたのに元夫の幸せを健気に願う女」といったシナリオっぽさも否めませんでした。

肝心のジェレミーとクロエの関係は、ただでさえ注目されているだけに破局説は頻繁に浮上します。最近では2019年8月に破局したのではないかと囁かれていますが、真相は分かっていません。

「女性を応援する女性」というポジティブなメッセージ

Roses Frame Flower Rose - Free photo on Pixabay (574448)

捨てられてしまったメリッサですが、ジェレミーのマグショットをきっかけにもたらされた変化は、確実にメリッサを有名にしました。そんな彼女は現在、自身の経験を本にすることを考えているようです。

「人生の新しいチャプターはまだ始まったばかり。これからの人生に期待しているし、私はポジティブな女性よ。女性を応援する女性でありたいの。」と話すメリッサは、今後自身の体験をビジネスチャンスへと転換させる意欲があるようです。

日本ではあり得ないシンデレラストーリー

Architecture Castle Cinderella - Free photo on Pixabay (574451)

重犯罪者である顔の美しい青年が、モデルに転身しアメリカンドリームを掴むというシンデレラストーリーは実際にジェレミーに起こりました。これはジェレミーのルックスが全ての発端でしたが、良くも悪くもジェレミーの常識を無視した行動も、彼を有名にした大きな要因となりました。

そんな一発逆転とも言えるシンデレラストーリーは残念ながら、日本ではあり得ないと言っても過言ではありません。その理由は日本人の性格や習慣と大きく関係しています。日本でシンデレラストーリーが起こり得ない理由を5つ紹介します。

日本では1つのミスも許されない

Abstract Danger Dangerous - Free photo on Pixabay (574454)

まず1つ目の理由は、日本では1つのミスも許されないという風潮が存在するからです。1つのミスも許されないということはつまり、1つのミスさえしっかり見抜いてしまう人が多いのです。これは他の国でもあることではありますが、日本の場合はここに集団心理というものが働くのです。

本当は自分も見つけていたことだけど誰かがそれを指摘したら便乗する、という人がとても多いのです。一番手にはなりたくないけど、指摘はしたい。1つのミスを「私はこう思う」と指摘するのではなく、集団で指摘することを好む国民性は日本人の特徴です。

個人主義ではなく、足並みを揃えることを当たり前に生きてきた日本人にとって、集団に指摘されることは精神的に苦痛です。そのため、そういった風潮を跳ね除け、シンデレラストーリーを現実のものにできるほど個人主義で強い人がそもそも少ないのです。

元罪人であっても起用した企業側にまで批判が及ぶ

Criticism Write A Review - Free photo on Pixabay (574455)

次に、元罪人であっても起用した企業側にまで批判が及ぶという理由が挙げられます。日本は体裁をとても気にする国です。自分の体裁、家族の体裁のみならず他人の体裁まで気にする人もいます。

堅苦しくないイメージの音楽やファッションの世界であっても、元罪人とそうでない人の壁は厚く、罪を償った後でも誰も忘れてくれません。罪を犯したのだから仕方のないことかも知れませんが、元罪人を起用した日には、その企業は鬼の首を取ったように吊るし上げに遭うことは目に見えています。

不倫という家庭内の問題であってもバッシング対象

Angry Man Point Finger - Free photo on Pixabay (574458)

3つ目に、不倫という家庭内の問題であってもバッシング対象になってしまうからという理由が挙げられます。ジェレミーとクロエの不倫ももちろんバッシングされました。Instagramには批判が殺到し、コメント欄を閉鎖していた2人ですが、それでも日本ほどのバッシングは受けていません。

海外でも不倫はバッシングの対象ですが、最近の日本における不倫に対するバッシングほどではありません。元来人間は噂話が好きな生き物のなので、他人の不倫に興味を持つのは自然です。しかし家庭内の問題で、当事者間で解決済みな不倫事情まで掘り返すほどの日本の不倫バッシング文化は特殊です。

また、不倫したことをジェレミーやクロエのように開き直って生きていくには、日本は堅苦しすぎます。

「子どもへの悪影響」という大義名分を乱用

Portrait Child Hands - Free photo on Pixabay (574460)

4つ目に「子供への悪影響」という大義名分を乱用するから、という理由が挙げられます。日本は道徳観を重んじる傾向があります。そのことが日本人の魅力であることは確かなのですが、逆の効果をもたらすこともあります。

基本的に出る杭は打たれるというのが日本の常識です。いくらハンサムだろうが話題性があろうが、その人物が倫理から外れた行動をしている、もしくはしていた場合、「子供への悪影響」という大義名分のもと、その人は脚光をあびる機会を奪われます。

成功者・幸福者を引き摺り下ろしたいという欲求が強い

Cat Eyes Black - Free photo on Pixabay (574472)

最後に、成功者・幸福者を引きずりおろしたいという欲求が日本人に強いから、ということが言えます。日本では庶民的な部分を持つことは親近感につながり、それが人気につながります。逆にド派手な生活や、セレブ感満載な人物、シンデレラストーリーのような夢を実現した人は、日本ではあまり受け入れられません。

ハロウィンやサッカー観戦時の大騒ぎからも分かるように、平均でありたい、目立ちたくないという日本人の特性は表面上のもので、実際は弾けたい願望があるけど体裁を気にしてできない人が多いです。

そのため秘めたる部分にそういった気持ちを持つ日本人は、自分がそうなることは出来ないけれど、成し遂げた人の成功や幸せが壊されることを願ってしまうのです。

顔も実力のうち

Man Model Young - Free photo on Pixabay (574475)

顔がかっこいい人はたくさんいます。しかし当然ですが、その人たちが皆ジェレミーのようなチャンスを掴んだわけではありません。逆境やチャンスをものにするには運と行動力も必要となります。

シンデレラストーリーを叶えたジェレミーからも分かるように、顔を生かして這い上がったのは彼の実力です。甘いルックスを人生の一発逆転に生かせたとき、間違いなく「顔も実力のうち」と言えるのです。

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