2020年3月1日 更新

世界一辛い唐辛子は一体何?もはやどれも辛すぎる唐辛子をランキング!

日本で唐辛子といえば鷹の爪です。しかし、世界には数え切れないほどの唐辛子の品種があり、鷹の爪とは比べものにならないほど辛いものも多くあります。中にはギネス認定されているものも。そこで今回は、世界で1番辛い唐辛子について、ランキング形式で紹介します。

第1位 「ペッパーX」

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キャロライナ・リーパーを上回る辛い唐辛子は無いだろうと言われていましたが、その2倍の辛さをたたき出した「ペッパーX」が開発されました。開発したのは、なんとキャロライナ・リーパーの生みの親、エド・カリー氏です。

房の中でもカプサイシンが高濃度に含まれる品種を掛け合わせて作られました。そのスコヴィル値は318万という驚異的な数字です。しかしまだギネス記録には認定されていません。

この唐辛子を試食した全員が嘔吐したことから生食は生命の危険があるとして、ホットソースの原料としてのみ提供されています。

世界トップレベルの唐辛子は超危険!体への影響

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調味料として、料理に辛さを足すことで美味しくなります。しかし、世界トップレベルに辛いとされている唐辛子を食べると、体へ影響を及ぼす可能性があります。食べ方や量によっては死に至るリスクもある危険なものです。

ここでは、唐辛子を食べて病院に運ばれた人のエピソードを紹介します。

キャロライナ・リーパー1つで…

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男性はニューヨークで開かれた唐辛子食べコンテストに出場し、その当時で世界1辛いとされていたキャロライナ・リーパーを1つ食べました。その数日後、空吐きと首と頭の強烈な痛みに襲われ、緊急搬送されました。

CTスキャンをしてみると、「可逆性脳血管攣縮症候群」の兆候が出ており、脳の血管が激しく収縮していることで頭痛が起こっていることが分かりました。基礎疾患がないことから、医師たちは唐辛子が原因で今回の症状が起こったと結論付けました。

通常は唐辛子を食べても症状は一時で収まりますが、人間が処理できない程のカプサイシンを摂取した場合にはこのように重大な症状として出てしまう可能性もあります。

食道に裂傷が…

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2016年、カリフォルニア在住の46歳の男性は唐辛子食べコンテストに出場しました。ブート・ジョロキアをピューレにし、味を付けたハンバーガーを食べるというコンテスト内容でした。

その後、喉に激しい痛みを感じ、病院を受診したところ、食道に2.5センチもの裂傷を負っていることが分かりました。すぐに緊急手術となり、23日間の入院のうち、14日間は挿管されて物を食べられない状態だったようです。

激辛唐辛子を食べると舌、食道、胃へと損傷が見られ、特に食道には焼けるような痛みが広がります。カプサイシンは少量であれば問題ありませんが、大量に摂取した場合には、体は有害物質が入って来たと判断し、身体反応が起こってしまいます。

挑戦する際は自己責任で

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今回は世界トップレベルに辛い唐辛子について紹介しました。日本では唐辛子はあくまで調味料の一種とみなすことが多いため、今回紹介した唐辛子を入手するのは難しいかもしれません。

現代は個人輸入ができるサイトも増えており、生の唐辛子でなくてもソースなどに加工して販売しているものもあります。

これらの唐辛子に挑戦する場合は自己責任で行いましょう。また、辛いことは間違いないので少量ずつ摂取し、決して一気に大量摂取しないよう心がけましょう。

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