2020年3月7日 更新

天之御中主神はどんな神様?真言やご利益・祀られている神社を紹介!

奇跡のご利益をいただけるという最強の真言、またはお礼である言葉をご存知でしょうか。この記事では、天地開闢の際に天照大神より先に高天原に最初に現れた神、天之御中主神のご利益やヤハウェとの関係、お祀りされている神社5選についてなど詳しく紹介していきます。

天之御中主神はどんな神様?

 (810461)

日本神話と聞き、最初に思い浮かべるのは伊弉冉尊(いざなぎのみこと)と伊弉諾尊(いざなみのみこと)が海に漂っていた脂のような国土を固め、天の浮き橋から天沼矛で海をかき回し、国土を形づくっていった、というような話ではないでしょうか。

実は伊弉冉尊や伊弉諾尊の前にすでに多くの神々が存在していました。その神様の中で一番最初に登場するのが今回ご紹介する、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。

「天」は宇宙、「主」は司る者を表し、読んで字のごとく「宇宙を司る神様」を指します。『古事記』によれば、天地開闢(てんちかいびゃく)、つまり世界の始まりの際に高天原(たかまがはら)に初めて姿を現したとされ、日本神話では最高神とされています。

このことから天之御中主神は始まりを造る神様であり、すべてにおいての中心、また宇宙の中心である神様なのです。しかしその姿はほとんど神秘のベールに包まれています。 なぜなら宇宙の始まりに現れたものの、たちまちのうちに「身を隠す」からであります。

日本神話の最初に登場する神様

 (810482)

日本最古の歴史書、と言われる『古事記』の冒頭を現代語に訳すと次のように書かれています。

はるか昔、天と地は一つのものでした。それが自然に分かれて二つになった時、高天の原に最初に姿を現したのは天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、次に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびの神)が独神(ひとりがみ)として現れ、身を隠しました。

とあり、このように自然に天地が分かれ、天上界に神々が現れたことを天地開闢と言います。また独神とは、まだ男女に分かれる以前の神様で、伊弉冉尊や伊弉諾尊のように夫婦ではない単独の神様のことです。

また二柱の高御産巣日神、神産巣日神の御神名につく「ムスビ」とは時間の流れと言われています。そして時間の流れには二つあります。一つは未来から現在に流れている時間、もう一つは過去から現在に流れている時間です。

つまり、高御産巣日神の「タカ」は、はるか遠いところから結ぶ未来からの時間、神産巣日神の「カミ」は過去から現在を結ぶ時間と言われています。そして天之御中主神は現在、「今」のことです。この三柱の神を「造化三神」と言われています。

天照大神よりも先に登場している

 (810495)

天照大神は八百万の神様の中でも最も尊い神であるとされています。太陽を司る太陽神、天皇の祖神、そして伊勢神宮の御祭神ですが、それよりも遥か昔、高天原に天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神がおられました。

それから七代の末に伊弉諾命、伊弉冉命の二柱の神様が出ておいでになりました。

この二柱の神様が大八州(今の日本の国土)をお造りになり、山、川、草、木その他もろもろのものを司る神々をお産みになり、最後は天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つくよみのみこと)、素戔男命(すさのおのみこと) の三柱の神様をお産みになったのです。

宇宙を司る唯一の最高神

 (810514)

天之御中主様は「天」は宇宙、「主」は司る者を表し、「宇宙を司る神様」を指します。文字通り宇宙の中心に在り、無と有の境界に現れた神様です。

近代では、神仏習合による妙見菩薩(みょうけんぼさつ)との習合で親しまれる神様になりました。妙見菩薩は他の仏とは異なり中国の星宿思想から北極星を神格化したものです。北半球の地上から見れば、全ての星々が北極星を中心に回っているように、北極星を天之御中主之神と見立てた習合と考えられています。

ヤハウェと同じ存在?

 (810658)

ヤハウェとは旧約聖書、新約聖書における唯一神のお名前で「ユダヤ教の唯一神」、旧約聖書においてヤハウェは全世界の創造神とされ、宇宙の最高原理で唯一絶対の神です。また厳格な偶像崇拝の禁止の教えから神像は造られていません。

天之御中主神は『古事記』に登場する宇宙の最高神で、アッラー(イスラム教の唯一神)、ヤハウェ(ユダヤ教の唯一神)と同じ存在との見方もあります。人間全てとエネルギーを通してつながっている、宇宙の中心存在であると考えられています。

真言は?

 (810669)

真言とは、サンスクリット語の「マントラ」の日本語訳で、「仏の真実の言葉、秘密の言葉」という意味を持っています。大日経などの密教経典に由来している言葉で、浄土真宗を除く、多くの大乗仏教の宗派で用いられる呪術的な語句でもあります。真言は基本的に、声に出して何度も唱えて使う言葉です。

天之御中主様の真言は、「天之御中主様、お助けいただきまして、ありがとうございます。」です。

私たち人間は毎日こうして生きていることが当たり前、だと思いがちです。しかしそうではなく、この真言を読むことで「生かされている」と、感謝の想いが湧き上がるはずです。天之御中主神は宇宙の中心の神様ですので、真言を通じて天之御中主神と繋がり、お力添え頂けるのです。

難しい真言なら毎日唱えることはできませんが、短い真言なので誰でも簡単にチャレンジできます。

天之御中主神のご利益

 (810672)

近年、「パワースポット」や「御朱印巡り」に注目が集まり、老若男女を問わず神社に関心を向け、足を運ぶ人が増えてきました。誰もが心の中に願いを抱き、神様のお力を借りし、その願いが叶うようにと参拝する際、多くの人が意識するのがご利益ではないでしょうか。

ここからは天之御中主神のご利益について見ていきます。

開運厄除け

 (810929)

人が生きている中で何度か大きな転換期を迎えます。特に厄年の年は病難災難が多く、身体の変調が起こりやすく、重病長病になり、交通事故、災害、事業の失敗などが多い年だと言い伝えられています。そんな厄年は日本人が長い間かかって経験的に知った生活の知恵なのです。

天之御中主様はすべての中心に位置する神と言われている存在です。日常生活に関係しない崇高な神と認識されているようで、あまり馴染みがないかもしれません。しかし全ての始まりの根源であり、無限のエネルギーをお持ちになっています。

災いがふりかからないように、運が開けるように、切なる願いは必ず天之御中主神に受け取ってくださり、ご利益が授かれます。

安産祈願

 (810944)

天御中主神は高天原に一番最初に現れた神であり、天(宇宙)、御中(中心)、主(支配する)と言った意味で宇宙の中心であり、無限の宇宙そのものを象徴する神様です。創造主的な神様であり、あらゆるご神徳がありますが、安産守護の神様としても有名です。

子授け・子宝祈願

 (810953)

1 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪