目次
- 韓国旅行に行く際に知っておきたい食事マナー
- 韓国の食事マナーは日本と大きな違いがある
- 韓国の食事マナーを学ぼう
- 食器を持って食べない
- 左手は膝の上に置く
- 箸やスプーンは右側に縦に置く
- 完食をしてはいけない
- 年長者(年上)から食べる
- 年長者(年上)より先に食べ終わってはいけない
- 韓国でのお酒を飲む際のマナー
- 女性はお酒を注がない
- 横を向いて口元を左手で隠して飲む
- お酒を注ぐ際、左手を右腕に添える
- 日本ではNG行為!だけど韓国ではOKなマナー
- 立て膝で食事
- 直箸が基本
- 渡し箸
- くちゃくちゃと音を立てる
- 食事以外にも押さえておくべき韓国マナー
- エスカレーターは2列に並ぶ
- 握手は両手で行う
- 海外旅行の際には現地のマナーを勉強しよう
女性はお酒を注がない
via pixabay.com
日本では、飲み会などで女性がお酒を注いでまわることも少なくありません。男性の中には、お酌をするのは女性の役目と感じている人もいるでしょう。
しかし、今でも韓国には儒教の教えが色濃く残っており、女性が家族や親戚を除いて、男性にお酒を注ぐことは好まれません。
最近では若者の間で認識が徐々に変わりつつあり、飲み会などの席ではお互いに注ぎあうこともあるようです。親が厳しい家庭では、男性にお酒を注ぐべきでないと教育されている女性もいます。
しかし、今でも韓国には儒教の教えが色濃く残っており、女性が家族や親戚を除いて、男性にお酒を注ぐことは好まれません。
最近では若者の間で認識が徐々に変わりつつあり、飲み会などの席ではお互いに注ぎあうこともあるようです。親が厳しい家庭では、男性にお酒を注ぐべきでないと教育されている女性もいます。
横を向いて口元を左手で隠して飲む
via pixabay.com
お酒の席でも年長者を敬う姿勢が貫かれています。例えば、目上の人に対して、正面でお酒を飲むことは失礼とされています。必ず横を向いて、口元を手で隠しながら飲みましょう。隣にも年長者がいる場合には、その人に対して正面とならないように角度をつけましょう。
また、注がれても年長者がグラスに口をつけるまでは待っておくことが常識です。韓国ではお酒は皆で楽しむものなので、手酌でマイペースに飲むのもご法度とされています。
また、注がれても年長者がグラスに口をつけるまでは待っておくことが常識です。韓国ではお酒は皆で楽しむものなので、手酌でマイペースに飲むのもご法度とされています。
お酒を注ぐ際、左手を右腕に添える
via pixabay.com
お酒を注ぐ際には、左手を右腕に添えましょう。添える位置は、右腕の肘と手首の中間あたりです。人によっては胸に手を当てる人もいます。注ぐ際も年長者から注ぎ、友達同士であれば片手で注ぐことも普通になってきています。
また、年長者から注いでもらう時にも、必ずグラスは両手で持ち、片手で受け取らないようにしましょう。これは日本のお酒の席でもマナーとなっているため、自然とできる人も多いのではないでしょうか。
また、年長者から注いでもらう時にも、必ずグラスは両手で持ち、片手で受け取らないようにしましょう。これは日本のお酒の席でもマナーとなっているため、自然とできる人も多いのではないでしょうか。
日本ではNG行為!だけど韓国ではOKなマナー
via pixabay.com
日本ではマナー違反とされる行為でも、韓国では特に気にしていない、むしろ好まれているマナーもあります。
ここではそのうちのいくつかを紹介します。
ここではそのうちのいくつかを紹介します。
立て膝で食事
via pixabay.com
日本では、立て膝で食事をすると親から怒られます。また、外食の場合も周りからマナーが悪いとして見られることも多いです。これは、日本人は昔和服を着ていて、立て膝の姿勢になると服が乱れてしまうからです。
反対に韓国では、韓服を綺麗に見せる姿勢として立て膝が浸透したことから、洋服文化となった今でも立て膝は行儀のよい座り方として認識されています。女性でもあぐらをかいて食事する人は少なくなく、これもマナー違反ではありません。
反対に韓国では、韓服を綺麗に見せる姿勢として立て膝が浸透したことから、洋服文化となった今でも立て膝は行儀のよい座り方として認識されています。女性でもあぐらをかいて食事する人は少なくなく、これもマナー違反ではありません。
直箸が基本
via pixabay.com
韓国では直箸が当たり前です。取り皿がなく、大皿からおかずを取るときも、既に口を付けた箸を使うことに抵抗がありません。鍋でも直箸、スープも直接スプーンですくって飲みます。
それは家族間だけではなく、友人同士や上司との食事でも同じです。直箸で料理を共有することにより、一体感を感じられ、仲が深まると考えられているようです。
一方で日本では直箸はマナー違反となっています。口を付けていない箸で、自分の取り皿におかずをとることが一般的です。
それは家族間だけではなく、友人同士や上司との食事でも同じです。直箸で料理を共有することにより、一体感を感じられ、仲が深まると考えられているようです。
一方で日本では直箸はマナー違反となっています。口を付けていない箸で、自分の取り皿におかずをとることが一般的です。
渡し箸
via pixabay.com
渡し箸も韓国ではごく一般的にされています。箸置きがなく、テーブルに直接箸を置くのに抵抗があるため、スプーンを使っている間は渡し箸をするという人も多いです。渡し箸とは、皿の上に橋を渡すように箸を置くものです。
日本では渡し箸がマナー違反だと知らない人も増えていますが、料亭など格式の高い所では好ましくありません。渡し箸をすれば、もういらないという意味になってしまいます。また、地域によっては渡し箸が三途の川を連想させるもののようです。
日本では渡し箸がマナー違反だと知らない人も増えていますが、料亭など格式の高い所では好ましくありません。渡し箸をすれば、もういらないという意味になってしまいます。また、地域によっては渡し箸が三途の川を連想させるもののようです。
くちゃくちゃと音を立てる
via pixabay.com
韓国で多くの人がしている、食事の際にくちゃくちゃと音を立てること。日本ではこれをする人を「クチャラー」と呼び、嫌われる存在です。食べる時は口を閉じて食べ、咀嚼の音をさせない、食べている途中に食べ物が口から見えないようにするのがマナーです。
しかし、韓国でくちゃくちゃと音を立てることは、美味しい、味わって食べているということを意味します。そのため、韓国人にとってその音は不快ではなく、味わっていると認識されるのです。
しかし、韓国でくちゃくちゃと音を立てることは、美味しい、味わって食べているということを意味します。そのため、韓国人にとってその音は不快ではなく、味わっていると認識されるのです。
食事以外にも押さえておくべき韓国マナー
via pixabay.com
韓国には食事以外にも知っておくべきマナーがあります。これを知っていれば、失礼だと思われる心配もないので、ぜひ覚えておきましょう。
エスカレーターは2列に並ぶ
via pixabay.com
日本では地域によってどちらに並ぶかは異なりますが、片側は歩いてエスカレーターを登りたい人のために空けておくことが普通です。エスカレーターは止まって乗ることを想定しているので正しい乗り方とは言えませんが、急いでいる人もいるのでこの方法が定着しました。
それに対して韓国では、政府が2列に並んで安全に乗るよう制定しました。エスカレーターを歩いたり走ったりすれば、決まりを守らなかったとして罰金を取るような措置もあるようです。
それに対して韓国では、政府が2列に並んで安全に乗るよう制定しました。エスカレーターを歩いたり走ったりすれば、決まりを守らなかったとして罰金を取るような措置もあるようです。
2 / 3