2020年1月23日 更新

源氏の滝は実は大阪有数の心霊スポット?噂される心霊現象の数々とは

大阪にある「源氏の滝」といえば、交野八景にも選ばれるほどの美しさであり、観光客にも知られています。しかしその一方で、源氏の滝は怖すぎる心霊スポットとしても有名なのです。今回は、源氏の滝について、その歴史や心霊現象を含めて詳しく紹介します。

人魂が出る

Soul Woman Person - Free image on Pixabay (781913)

源氏の滝では人魂の目撃情報が相次いでいます。人魂というのは死者の体から抜き出た魂であるとされ、稀に昼間でも見られることがあります。

しかし源氏の滝では夜中しか見られていません。人魂の色は見る人によって異なり、青白かったという人もいれば赤っぽい色をしていたという人もいます。特に河原や滝壺の近くで目撃されており、自殺した人の体から抜き出た魂ではないかと言われています。

通常、人魂は低空飛行するため見つけにくいかもしれませんが、夜中なので人魂があればすぐに分かるでしょう。

大阪・源氏の滝でのこんな心霊体験しました!

Stop Shield Traffic Sign Road - Free photo on Pixabay (781914)

それでは源氏の滝に行った人が実際に経験した心霊現象を紹介していきます。人によって霊の感じ方は異なるので、同じように滝を訪れても何も感じない人もいます。

では、どのような心霊現象が見られているのでしょうか。

死ぬかと思った

Emergency Exit Escape Route - Free photo on Pixabay (781917)

これは僕が1人で源氏の滝を訪れた時の話です。その日は夜中になぜか源氏の滝を訪れる気になりました。家から近いため、昼に散歩として訪れたことはありましたが、夜中に訪れたのは初めてでした。

怖さはあまり無く、すんなりと滝壺までたどり着けました。散歩に来ても滝壺の近くで長い間その場にいることはなかったのですが、なぜか滝壺を覗きこみたくなったのです。

そして覗き込んだ時、確かに誰かに背中を押されました。すぐに後ろを振り返りましたが誰もおらず、もう少しで滝壺に落ちるところでした。僕は全く泳げないため、滝壺の深さは分かりませんが死ぬかと思いました。

足音が近づいて来た

Stones Stone Troll Background - Free photo on Pixabay (781916)

私は去年の夏に源氏の滝を友人と一緒に訪れました。肝試しをしたことがなく、友人は霊感があるので幽霊が出てもすぐに逃げればいいと思っていました。

夜泣きの石と呼ばれる場所で手を合わせた時、遠くから足音がゆっくりと聞こえてきたのです。足音はどんどんと大きくなり、明らかに私たちに向かって歩いていました。最初はその人も肝試しかな?と思っていたのですが、友人が「逃げるよ!」と焦っていました。

足音が聞こえない場所まで来て落ち着いたら、友人は真っ青な顔であの足音は幽霊だったと教えてくれました。いつのまにか全身が冷や汗で濡れており、あのまま追いつかれていたらと思うと怖くなりました。

大阪・源氏の滝の由来!夜泣きの石にまつわる伝説とは

Rocks Stones Pebbles - Free photo on Pixabay (781918)

源氏の滝には、夜になると泣き声が石から聞こえる「夜泣きの石」があります。一見すると心霊現象であり、怖いものですが、その石が誕生した経緯が何とも悲しいと、地元の人の間で語り継がれています。

では、どのようにして夜泣きの石の伝説が生まれたのでしょうか。

源氏姫と梅千代は兄弟同然だった

Brothers Family Siblings - Free photo on Pixabay (781919)

昔、交野の町では美しいと評判の「源氏姫」と可愛い少年と話題になっていた「梅千代」が一緒に暮らしていました。2人は源氏姫が外出した際に出会い、梅千代は頻繁に源氏姫の家に遊びに行くようになりました。

そこで話をしていた時、育ちや親族の話になり、お互いの親と生き別れていることが判明したのです。その悲しみを共有できたことに喜びを感じ、2人は姉弟のように仲良くなりました。

その仲の良さは近所でも評判であり、ほほえましく見守られていたようです。

二人は山賊に捕まり梅千代はショック死

Lightning Thunderbolt Thunderstorm - Free photo on Pixabay (781920)

ちょうどこの頃、「おろち山」には山賊が暮らしており、時々山を降りては近くの村を襲っていました。ある年の暮れについに山賊の一団は交野に到達したのです。源氏姫の家を襲い、その時訪ねていた梅千代も縛られ、山寨へと連れていかれました。

部下が女がしらに成果を報告するとき、美しい姫と少年を捕らえたことを言うと、えらく興味を持ち、何度も聞き直していました。

部屋に連れてくるように命じましたが、その時には梅千代は捕らえられた驚きとショックで息絶えると、女かしらは抱き上げ涙を流しました。

殺害した女頭領は実は二人の母親

Fencing Swords Battle - Free photo on Pixabay (781922)

源氏姫は梅千代が亡くなったことにショックを受け、事の発端である女かしらを、怒りに任せて短刀で胸を刺しました。すると女かしらは「源氏姫、梅千代、許してくれ」と息も絶え絶えに涙を流したのです。

敵からの予想外の言葉に源氏姫は驚きました。女かしらは続けて、若い頃に女児を生み、その子を残して嫁いだ家を去らなければいけなかったこと、その数年後に別の男性と結婚し、男児を生んだが再び離別したことを語りました。

女かしらが言うには、その時の子供というのが源氏姫と梅千代であり、2人は種違いの姉弟だったのです。

実母を殺したショックで身投げ

Pills Death Danger - Free photo on Pixabay (781923)

源氏姫は大切な存在であった梅千代を亡くしただけでなく、ずっと会いたいと思っていた母親を殺してしまったことに気づいたのです。そのショックはあまりにも大きく、目の前が真っ暗になりました。

飛び出すように山寨から逃げると、迷わず2人の元に行くかのように、近くにあった滝壺に身を投げました。自分だけ生き残ることが許せず、実の母親を殺したことに罪悪感を感じた結果でした。

一説によると、これも滝が源氏の滝と呼ばれるようになった理由の1つとなっているようです。

近くにある石から泣き声が聞こえる

Horror Face Forest - Free image on Pixabay (781921)

源氏の滝の入り口近くには「夜泣きの石」と呼ばれる石があります。それは夜になると石から泣き声がするというものですが、この石が泣き始めたのはちょうど源氏の滝に源氏姫が身を投げてからだと言われています。

実の弟と母親を同時に亡くし、しかも母親は自分の手で殺してしまったというショックから、涙が枯れるほど源氏姫は涙を流しました。自殺してからもその悲しみは続き、その泣き声が石に宿ったと言われています。

泣くのは夜だけであり、昼間は静かなただの石となっているようです。

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪